ソン・ボムグン(湘南ベルマーレ)
韓国代表
今大会に向け招集された韓国代表のなかでは、唯一のJリーガーとなったGKソン・ボムグン。昨2023シーズンから湘南ベルマーレへ加入し、途中怪我での離脱もあったが24試合でゴールマウスを守りJ1残留へ貢献した。第17節の鹿島アントラーズ戦でみせたPKセーブをはじめ、随所に好反応を連発。高いセービング力はJリーグの中でも屈指のものと言えよう。
韓国代表のGKと言えば、かつてJリーグのヴィッセル神戸や柏レイソルで活躍したGKキム・スンギュ(現アル・シャバブ)もメンバー入りを果たしている。また、GKチョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)やGKキム・ジンヒョン(セレッソ大阪)など韓国代表経験のある選手が今もJリーグで活躍しており、韓国籍GKは日本国内でなじみ深い存在だ。
出場できるのが1枠のポジションで、試合途中の交代もほとんど見られないことから今大会で出番があるかは不明だ。とはいえ、もし出場機会があればJリーグで披露したその高いセービング技術を存分に発揮してもらいたい。
スパチョーク・サラチャート(北海道コンサドーレ札幌)
タイ代表
昨今のJリーグで活躍を見せているタイ代表の選手たち。今大会では、かつて北海道コンサドーレ札幌や川崎フロンターレで活躍したMFチャナティップ・ソングラシン(現パトゥム・ユナイテッド)が負傷のため招集されず。また、昨夏より浦和レッズに所属するMFエカニット・パンヤも代表を辞退する運びとなり、日本国内でもタイ代表メンバーの動向には大きな注目が集まっている。
そんな中、今大会のタイ代表において唯一のJリーガーとなったMFスパチョーク・サラチャートに懸かる期待は大きなものとなるだろう。2022シーズンの途中から札幌へ加入すると、2023シーズンは24試合に出場。7ゴール1アシストと数字の上でも大きな存在感を放っていた。
元日に行われた日本代表戦では途中出場だったが、昨年11月のワールドカップ予選での活躍を見てもタイ代表にとって欠かせない選手であることに疑いの余地はない。2023シーズンのJリーグで見せたような美しいゴールを見せることができるのか。「タイの至宝」の活躍も大いに注目だ。