これに対し、国防総省の報道官サブリナ・シン氏はテイラーのヒット曲を用いながら反論した。
ポリティコに声明で、ワッターズ氏の主張は「陰謀論」に過ぎないと一蹴。「(煩わしい発言は)気にしないつもりです(shake it off)」と加えた。一方で「会計上の懸念に関する危機を免れるため(Out of the Woods)、補正予算要求をできるだけ早急に(Swift-ly)承認する必要」があると述べ、「われわれは、それを願っている(I Wish You Would)」と議会に呼びかけた。
なおテイラーは昨年12月、タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選出されたが、この時も保守派による陰謀論の標的とされた。
右派のインフルエンサーEnd of Wokenessは「レジームは2024年(大統領選)に向けて、彼女を兵器化する計画」があるとXに投稿。トランプ政権で上級顧問を務めたスティーブン・ミラー氏も「テイラーに起きたことは、有機的なものではない」と何らかの力がはたらいた可能性を主張した。