呼び出し方
まず、一人でいる時が現れやすいと言われている。それも、 ぼんやりしていたり、泣いていたりと、 いわゆる何も着飾っていないような状態の時が最も適しているという。また、先述した風呂場や洗面所といった、たびたび見かける場所に注意するというものもある。都内のとある神社では、小さいおじさんが現れ、時としてついてくる場合もあると言われているため、神社や寺院といった場所が適しているのかもしれない。この他、小さいおじさんはフルーツや甘い食べ物と言ったものを好物として いるという。それをエサとして仕掛けるのも効果的であるとされている。
ところで、怪異的存在・ 妖怪として知られる八尺様や七尋女房などは、明らかに小さいおじさんとはサイズも性別も対象の位置に類しており、その性格もまた逆である。妖怪は、子ども、女性、 老人といった社会的に弱い立場の者が題材として描かれることが多 いとも言われているが、「小さいおじさん」もまた、 現代の中年世相を反映した哀愁漂う存在として描かれたものだろう か。一説では、 小さいおじさんはストレスや疲労による幻覚であるとも言われてい るが、仮に幻覚であるとしても、それが自分を脅かす脅威としてではなく、幸運の前兆といった良い方向へ結びつくというのは、なんらかの自己防衛的な慰めが働いているように思えて興味深いも のがある。
【参考記事・文献】
山口敏太郎『小さいおじさん』
小さいおじさんを見る方法・効果・捕まえ方・おすすめの本
文=ZENMAI(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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