【デジタルな仕事でスローな八ヶ岳暮らし・5】 2024年、新しい年を迎えました。今年は辰年ですね。十干十二支で細かくいうと甲辰(きのえたつ)で大きな大木のような昇竜をあらわす、縁起がいい年のようですよ。みなさんにとって素敵な一年になりますように。さて、僕も八ヶ岳で3回目の冬を迎えています。今年は、なんか寒暖の差が激しくてよく分からない冬ですね。クリスマス寒波がやってきて寒くなったかと思えば、年末年始は再び暖かい予報です。全国的に雪が少なく、八ヶ岳や南アルプスの山々も山頂付近は白いものの、いつもの真っ白な姿ではありません。あまり寒いのも困りますが、それでも冬は冬らしくあってほしいですよね。今回は、いつもより暖かい(それでも十分寒い)八ヶ岳の年末年始についてお話しします。
八ヶ岳ではクリスマスよりお正月が大事?
八ヶ岳の冬を過ごして感じるのですが、どうやらこの辺りではクリスマスよりお正月の方がビッグイベントのようです。東京に限らず、都市部では12月といえばクリスマス一色。街はイルミネーションに飾られ、店でクリスマスに向けたセールが行われてて、スーパーに行ってもケーキやチキンなどのクリスマス用の食材が並んでいますよね。
そしてクリスマスが過ぎてから急にお正月用品に置き換わる、という感じだと思います。いつもは低価格なカマボコが並んでいたのに、突然鈴廣とかの高級カマボコに置き換わると年の瀬を感じますよね。
でも、八ヶ岳のスーパーでは12月に入れば早々とお正月飾りやお節用の食材が並び始めます。そういえば、あまりイルミネーションも見かけません。リゾナーレ八ヶ岳のような高級ホテルはクリスマスイベントもやっていますが、あまりクリスマスイベントそのものを見かけないんですよね。
八ヶ岳にもともと暮らしている地元の人たちにとっては、子どもや孫が帰ってくるお正月の方がクリスマスよりもずっと大事なイベントなのかもしれませんね。
年末年始の八ヶ岳は寒くなったり暖かくなったり
今年の冬は、寒暖の差が激しいですよね。いつまでも暖かいと思ったら、急に真冬の寒さになったり、またすぐ暖かくなったりしていますね。とはいえ、東京よりは寒い八ヶ岳南麓。冬の八ヶ岳暮らしをお伝えします。
クリスマス前に真冬並みの寒波がやってきた クリスマスの少し前から寒波がきて、真冬並みの寒さになりました。日中やっと0℃を上回る程度で、ほぼ1日中氷点下です。二重窓(内窓)工事もしたとはいえ、さすがにこの気温では暖房なしでは過ごせません。朝、最初の仕事は薪に火をつけること。1日で10kg近く薪を使うので、外から薪を運ぶのも大事なルーチンです。しかも、薪ストーブってすぐには暖かくならないんですよね。薪ストーブが温まるまでは、灯油ストーブと併用です。
真冬の寒さを体験したことで、もう少し家を暖かくできないか、と考えはじめました。以前はもっと寒い家で我慢していたのに、人間とは贅沢なものですよね。
僕の家では窓の断熱性について、もう手を打ったので残るは床です。床の断熱といえば、ラグマットなどが思いつきます。でも、なんとなくラグマットとかって抵抗があるんですよ。僕は今のログハウスっぽい質感が気に入っているので、床にマットを敷くことで雰囲気が変わっちゃうのが嫌なんです。
それに薪ストーブを使っていると、毎日灰や木屑が床を汚してしまうんです。毛足の長いラグマットだと掃除も大変そうだし、と考えてなかなか踏み切れないんです。
そこで試してみたのが、ルームシューズ。床は冷たくても自分の足元だけ暖かければいいでしょ、という作戦です。Amazonで買った2000円程度のものですが、この冬はこれで乗り切ろうと思っています。
Amazonで買ったルームシューズ
安いけれど足元を温めるには十分