早い。早すぎる。毎年のように言っているが、ついこの前あけおめLINEを送っていたはずなのに、街中クリスマスモードなのは、なぜなのか。クリスマスに浮かれていると年末の雑務に忙殺され、気が付くと年が明けているという毎年の風物詩がもうすぐやってこようかといいうのか。自分の周りだけ時空が歪んでいるのではないかと思うくらい、もう年の瀬はそこまでやってきている。

「年末ジャンボを買うと、1年の終わりを感じる」「今年の流行語が発表されたから、年末モードにギアを切り替える」などのように、年の瀬を感じるポイントはさまざまであるが、いまXではmoja@moja99758134さんが感じた年の暮れポイントが話題になっている。

大量のレターパックが、年末の合図!?

話題となっているmoja@moja99758134さんのポストがこちらだ。

ニュー新橋ビルの金券ショップにレターパック○百枚を抱えた古物商(プロ)が列を成して買取カウンターに並んでいるのを見ると年の瀬を感じる(´・ω・`) pic.twitter.com/htXS7tXGa5

— moja (@moja99758134) December 4, 2023

金券ショップのショーウィンドウに積まれた、レターパックの山。かなりお得な値段が表示されているようにも見えるが、なぜこのような大量のレターパックが金券ショップで販売されているのだろうか。そしてなぜ、この光景が年末の風物詩となっているのか、あなたはおわかりだろうか。

令和でも朽ちはてない「自爆営業」の闇

数年ほど前に「コンビニの店長は恵方巻のノルマを達成できないと、自腹で買い取らなくてはいけない」という報道がなされたことを記憶している読者の方はいるだろうか。コンビニの恵方巻や、クリスマスケーキは有名な例であるが、日本では保険商品や飲食店のおせち、ワインなど、さまざまな会社で自腹による自社製品買取の強要という文化が根付いている。自社製品の買取強要は「自爆営業」と呼ばれ、昨今では法規制の強化も検討されている、悪しき風習である。

そして、moja@moja99758134さんのポストで紹介されていたレターパックも、自爆営業に関連するものなのだ。