iOS 17.2では旧機種の機能改善やバグ修正も!
iOS 17.2では新機能の追加だけはなく、旧機種でも使える機能改善やバグ修正も行われています。
たとえば、AirDropで搭乗券や映画のチケットなどのパスの共有が可能になったり、iPhone 13と14で最新の「Qi2」充電器に対応。また、新しいデジタル時計のウィジェットを使用すると、ホーム画面やスタンバイ画面で時刻を一目で確認することが可能になっていますので、旧機種ユーザーもぜひアップデート内容を確認しておきましょう。
■iOS 17.2の機能改善とバグ修正
・AirDropの改善により、連絡先の共有オプションが拡張され、2台のiPhoneを近づけることで搭乗券や映画のチケットなどの有効なパスの共有が可能
・Apple Musicで“お気に入りの曲”プレイリストを使用して、お気に入りに指定した曲に素早く戻ることが可能
・集中モードからApple Musicの“視聴履歴を使用”を無効にして、再生したミュージックが“最近再生した項目”に表示されないようにしたり、おすすめに反映されないようにすることが可能
・新しいデジタル時計のウィジェットを使用すると、ホーム画面やスタンバイ画面で時刻を一目で確認することが可能
・自動入力機能の強化により、PDFやその他のフォームのフィールドを識別して、連絡先から名前や住所などの情報を入力することが可能
・新しいキーボードレイアウトが8種類のサーミ語に対応
・“メッセージ”のステッカーに“センシティブな内容の警告”を表示することで、ヌードを含むステッカーが予期せず表示されるのを防止
・iPhone 13とiPhone 14のすべてのモデルでQi2充電器に対応
・特定の車種の車内でワイヤレス充電ができないことがある問題を修正
・QRコードを使用した一部の支払い方法に関する問題を修正
もちろん、iOS 17.2ではセキュリティ強化も実施されている!
iOS 17.2ではiPhone 15 Pro/15 Pro Max向けの新機能や、旧機種向けの機能改善やバグ修正が行われていますが、通常のセキュリティ強化も含まれています。
Apple公式サイト「About the security content of iOS 17.2 and iPadOS 17.2」ページで確認すると、セキュリティ修正の内容を確認できます。
●Apple「About the security content of iOS 17.2 and iPadOS 17.2」は→こちら(英語)
■iOS 17.2のセキュリティ修正内容(一部抜粋)
【Accounts】
iPhone XS以降でアプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある
→プライバシーの問題は、ログ エントリのプライベート データ編集を改善することで解決されました
【AVEVideoEncoder】
iPhone XS以降でアプリがカーネルメモリを開示できる可能性がある
→この問題は、機密情報の編集を改善することで解決されました
【Bluetooth】
iPhone XS以降でネットワーク上の特権的な立場にいる攻撃者が、キーボードを偽装してキーストロークを挿入できる可能性がある
→この問題はチェックを改善することで解決されました
【Safari Private Browsing】
iPhone XS以降で認証なしでプライベート ブラウズ タブにアクセスできる可能性がある
→この問題は、状態管理を改善することで解決されました。
【Siri】
iPhone XS以降で物理的にアクセスできる攻撃者が、Siri を使用して機密性の高いユーザーデータにアクセスできる可能性がある
→この問題はチェックを改善することで解決されました。