■「これらの金属片はUFOのものである」
イギリスの映像作家で考古学者のマーク・オリー氏が2023年10月に出版した著書『Europe’s Roswell: 40 Years Since Impact』(ヨーロッパのロズウェル:衝撃から40年)では、関係者による詳細な説明、現在入手可能な墜落破片の画像、情報源からの最新情報、未公開のアーカイブ文書などが紹介されており、40年以上経った現在においてもこの物的証拠がも謎のままであることが指摘されている。

同著では2023年になってオーストラリアとアメリカの研究室で行われたスランイラルの謎の金属片の分析の結果の詳細が記述されている。
オーストラリアの研究室はサンプルはアルミニウム発泡体であると結論付け、一方、アメリカの研究室はサンプルが他の珍しい元素と合金化されたランタン/ランチウムであることを示した。知られている限り、これらの物質は 1970年代末にはこのような形で存在しておらず、1980年代初頭にスランイラルの上空を「飛び回っていた」はずはないのである。
ハニカム構造の謎の金属片はアメリカのロズウェル事件の墜落現場「デブリ・フィールド」からも回収されており、両方の事件の関連性がさらに強まったのだが、いずれにしてもこの種の金属が1983年にも、ましてや1947年には存在していなかった。

2008年の時点でゲイリー氏は次のように結論づけている。
「現場には行方不明の航空機もパイロットもおらず、それに関連する機械的なものは発見されず、この材料の製造にリベットなどは一切ありませんでした。この奇妙な物体は、その夜その農場の上を飛んで、この物質すべてを爆発させ、4つの畑をそれで覆い、その後、邪魔されずに再び飛び去ったようです! それは非常に注目に値します」(ゲイリー氏)
そしてこれらの金属片はUFOのものであると断言している。
「これはUFO、つまり未確認飛行物体の破片であると結論付けることしかできず、それが私が喜んでいる理由です」(ゲイリー氏)
40年を経て再び注目を浴びている“ヨーロッパのロズウェル事件”が今後どのような動きを見せるのか予断を許さない。
参考:「Howandwhys」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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