第23節:サンフレッチェ広島VS浦和レッズ(2-1)
「1戦目の借りを返す後半AT弾」
6試合勝利から遠ざかっていたサンフレッチェ広島は、第23節で今季の1戦目(第11節1-2)で逆転負けを喫している浦和レッズと対戦。この日も先制を許すなど嫌な雰囲気が漂うゲームとなった。しかし、夏の新加入選手の1人、FW加藤陸次樹が加入後初ゴールを挙げてゲームを振り出しに戻すことに成功。
その後もDF塩谷司のミドルシュートなどでチャンスを作りながらゲームを進めた広島。最後は途中出場したFWナッシム・ベン・カリファが豪快なゴールで逆転に成功した。今季1戦目の借りを返す逆転劇で7試合ぶりの勝利を挙げた。
第28節:FC東京VSサガン鳥栖(3-2)
「若きニューヒーロー」
4試合勝利がない中でサガン鳥栖との第28節を迎えたFC東京。この日も早い時間に先制点を奪われ、さらに前半のうちに追加点も許す厳しい試合展開となった。しかし、後半開始早々にFWアダイウトンのゴールで1点差に迫ると、立て続けに2点目も挙げてゲームを振り出しに戻す。
そして迎えた後半終了間際、今季ルーキーイヤーながらも多くの出場機会を得ていたMF俵積田晃太に待望の瞬間が訪れる。逆サイドからの崩しの場面、キーパーのこぼしたボールを丁寧に押し込みゴール。自身にとって嬉しいJリーグ初ゴールは、チームを5試合ぶりの勝利に導く価値のある逆転ゴールとなった。
第29節:サガン鳥栖VS京都サンガ(3-2)
「後半ATからの逆転勝利」
実に8試合もの間勝利のなかったサガン鳥栖は、第29節で京都サンガと対戦。前節(FC東京戦2-3)同様に幸先良く先制するも、前半のうちに追いつかれ後半の早い時間に逆転を許す難しいゲーム展開となった。
しかし、終了間際に相手DFアピアタウィア久の退場で数的優位に立つと再びゲームが動き始める。アディショナルタイムに果敢にゴール前へと迫り、ヘディングでの連続ゴールで遂に逆転。土壇場での2ゴールによって、ホームに詰めかけたサポーターへ9試合ぶりの勝利を届けた。