釣りは思ったとおりにいかない
とはいえ、もっとも実感したことは「釣りは行ってみないとわからない!」ということ。蓄積したデータのわりに分析がおおざっぱで申し訳ありませんが、良くないとされる潮まわりで爆釣した日もあれば、ハイシーズンの秋にボウズをくらった日もあり、これだ!という法則性を見つけるには至らずです。
自然相手で予測できないところが、釣りのおもしろさといえるので当然かもしれませんが……。
カヤックとおかっぱりの比率
ひとつだけ確信したことは、「自分はカヤックでないとシーバスを釣れない」ということ。カヤックで100匹釣って、おかっぱりで1匹の比率。100分の1です。
もちろん、カヤックフィッシングを最優先にしていることが大きな理由なのですが、バチ抜け時期などはそれなりにおかっぱり釣行をしていました。あらためて数字にすると、ちょっとショックな結果ですね。
反対に考えると、おかっぱりでシーバスが釣れず悩んでいる方は、いろいろとルアーを買いそろえるよりも、カヤックを買う方が効果的かもしれません。釣りが下手な筆者ですら、カヤックフィッシングであればそれなりに釣っているわけですから……。
最初が大事!
釣行時のメモは、はじめてシーバスを釣った時、「自分はこの釣りにハマる!」という確信に近い予感がしたため計測&メモしたのが始まりです。自分の性格上、何匹か釣ってよくわからなくなった後からでは、データ的に不完全な気がして詳細なノートを作る気にはならなかったはず。最初の1匹を測った過去の自分に感謝です。
釣り経験が長い方は、筆者のようにはじめての1匹から記録を始めることが難しいとは思いますが、年始は新しいことを始めるのに最適なタイミングです。なにかテーマを決めて釣行記録を開始してみるのも良いのではないでしょうか?
そして、これから釣りを始める方には、最初の1匹から計測してメモしておくことをおすすめします。
釣り場でおすすめの記録用アイテム
最後に、カヤックフィッシング中のデータ記録に便利なアイテムをご紹介しておきます。
濡れても書けるノートとボールペン
カヤックフィッシングでは、水しぶきを浴びることが多く、メモ帳が濡れてしまいがち。そのため、濡れてもきちんと書けるメモ帳とペンが重宝します。
メジャートレイ
カヤックの上は平らな部分が少なく、釣れた魚の長さを正確に計測しようとすると苦労します。トレー型のメジャーを使うと一気に問題解決するのでおすすめ。筆者はkayak55.comさんオリジナルのメジャートレイを愛用しています。カヤックアングラーの間ではすでに定番アイテムかもしれませんね。(写真はメジャーステッカーを追加しています)
今回は、かなり個人的な内容になりましたが、少しでもみなさんの参考になれば幸いです。几帳面ではない筆者でも続けられていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
<福永正博/TSURINEWSライター>