X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどあらゆるSNSアプリがある中、現在Z世代では「BeReal」というSNSが流行しています。SNSには加工した写真を載せることが多い印象がありますが、BeRealは「盛れない」写真を載せているのだとか。では、なぜZ世代の中でBeRealが流行しているのでしょうか。今回は、株式会社RECCOOの運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」が大学1年~4年生200名を対象に実施した「『BeReal』をテーマにした調査レポート」をご紹介します。
「盛れない」SNSがZ世代で大流行
X(旧Twitter)やInstagramなどさまざまなSNSを使用するZ世代が多い中、「BeReal」というSNSがZ世代の中で流行しています。テテマーチのZ世代マーケ研究室「lookey」が発表したデータによると、「Z世代SNSトレンドグランプリ2023」のコンテンツ部門で「BeReal」が1位に輝いています。
BeRealの特徴は「盛らない」こと。写真撮影を指示する通知が届くと2分以内に内カメ・外カメの写真を撮らなければならないため、盛る準備ができていない状態で撮影する必要があります。また、肌の色や目の大きさなどの加工もできない「無加工」の状態であるため、「盛れないアプリ」として有名になっています。
流行の理由は“盛れないから”ではない
「盛れない」にもかかわらず、なぜZ世代の中でBeRealが流行しているのでしょうか。株式会社RECCOOが実施した調査で「あなたがBEREALを利用する理由の一つに『盛れないから』という理由が入っていますか?」とたずねたところ、約8割(78.5%)が「入っていない」と回答しました。
そこで「BeRealの魅力」を質問したところ、「友達がどこで何をしているかを把握できる」「インスタに載せるほどではないことも載せられる」「日常を記録に残せる」「自分が投稿しないと他の人の投稿を見られず平等」という回答が得られました。
2023年2月に位置情報共有アプリ「Zenly」がサービスを終了したことにより、「友達の様子や日常について知りたい」という気持ちが流行につながっているのではないでしょうか。また、Zenlyより「ゆるめの位置情報共有アプリ」ということも、流行の理由になっているのかもしれません。