私(筆者)は海辺とは無縁の郊外に住むサラリーマン。自宅から車で2時間から3時間かけて釣り場に行き、しかも現地ではさらに渡船に乗って海上の沖防波堤に降り立つという、自宅や職場から遠く遠く離れた場所での非日常を味わっている。しかし、そんな所で物を落としたり失くしたりしたら、探し物は二度と戻って来ないし、うっかり忘れ物をしても取りに帰れない。落としたらどうしよう?失くしたらどうしよう?忘れ物をしたらどうしよう?と、いつも海の上で不安と戦っている心配性の沖提釣り師の私ゆえの、釣行前のルーティーン4つをご笑納あれ。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

心配性な沖提釣り師の釣行前ルーティーン4選 寝坊&落とし物に徹底的に注意

デジタルアラームを2つ用意

沖提釣り師は深夜未明の始発便への乗船が釣果の重要なカギとなる。そのためにはまず、寝坊せずに真夜中に起床する事が絶対条件。一週間の仕事の疲れを溜め込んだ身体は、一度起きたとしても二度寝の誘惑に負けそうになるが、そんな誘惑に打ち勝つために、デジタルアラームを2つ用意してから寝るのが私の釣行前ルーティーンその1だ。

しかも、デジタルアラームを2つ用意するのは寝床だけではない。釣り場でケータイのアラームだけに頼っていると、故障やセッティング間違いで鳴らなかったら、迎えの船の時刻を逸してしまうかもしれない。1便逃したら次の便は2時間後だったりするので、海上でのロスタイムは後々大きく響いてくる。

そこで私はケータイだけでなく、ポケットの中にもう一個、小さなデジタルアラームを忍ばせている。2つのアラームを10分差でセッティングしておけば、少なくともどちらか一つは鳴ってくれるはずだ。

心配性な沖提釣り師の釣行前ルーティーン4選 寝坊&落とし物に徹底的に注意デジタルアラームでリスクヘッジ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

この2つのアラームの併用は、深夜未明の駐車場で車中の仮眠の時に使うこともある。ちなみに私の愛用している小さなデジタルアラームは、1回200円のクレーンゲームで獲ったプライズである。

心配性な沖提釣り師の釣行前ルーティーン4選 寝坊&落とし物に徹底的に注意筆者の使うアラームたち(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

ケータイと自動車キーにピンオンリールをセット

落とし物、失くし物、忘れ物のうちで、海上の沖防波堤で最も致命傷となるのが、ケータイと自動車キーだ。昔の釣行で、ケータイが一時見つからずに血の気の引く思いで身の周りを探し回った恐怖が、今も小さなトラウマなっている。

自動車のキーも小さな物なので、知らないうちにポケットからいつの間にかこぼれ落ちるかもしれない。特に冬場は防寒服で重ね着・着膨れするので、身の周りを構う意識が薄れ、ポケットからけっこう物を落としたり失くしたりしやすい。

そんな恐怖から解放してくれる優れモノのアイテムは、ピンオンリールだ。ピンオンリールは釣具店でも売っているが、いわゆる百均ショップの商品でも十分使い物になる。

釣行前ルーティーンその2として、ケータイと自動車キーにピンオンリールをセットして、ズボンのベルトループ(※ベルトを通す輪っかの事)に引っ掛けておくようにしている。こうすれば、ポケット付近から外に落とすことはない。

心配性な沖提釣り師の釣行前ルーティーン4選 寝坊&落とし物に徹底的に注意ピンオンリールで落とし物防止(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)