料理好きならばこだわりたいキッチン用品や調理器具のあれこれ。今回は国内外のメーカーから集めて高品質なアイテムを5つ紹介したい。

目次
・【包丁】最新技術と伝統を融合、創業150年企業の新シリーズ
・【包丁】日本刀と同じ伝統的製法で生まれた「玉鋼包丁」
・【フライパン】世界のWMFが新商品、天然鉱石で機能性を向上
・【ダッチオーブン】ステンレス製を採用、アウトドアにも
・【圧力鍋】ドイツの老舗ブランドの特別仕様、愛好家を魅了

【包丁】最新技術と伝統を融合、創業150年企業の新シリーズ

創業150年以上の三星刃物が12月8日(金)から発売した「和 NAGOMI Damascus」シリーズは、包丁愛好者や料理好きにとって待望の新商品と言えるだろう。美しい波紋模様のダマスカス刃が特徴で、岐阜県関市の伝統と歴史を受け継ぎながら、最新技術と上質な素材が融合されている。

「和 NAGOMI Damascus」の魅力は、第1に素材にある。硬度と切れ味の良さで知られる「VG10鋼材」は、包丁に求められる耐久性と切れ味を両立させてくれる。

シンプルながらも美しいダマスカス模様は、包丁を使い込むほどに愛着を感じさせてくれる。美しさだけでなく機能性も追究しており、採用された「フルタング構造」により、鋼材がハンドルの部分までしっかりと貫通。非常に丈夫で料理において高いパフォーマンスを発揮するアイテムに仕上げた。

こだわり抜かれた部分の1つとして、ハンドルのデザインが挙げられる。シンプルで飽きのこないダマスカス模様に、赤のハンドルが組み合わされている。手に馴染むだけでなく見た目にも美しく、かつ遊び心が感じられる赤は、大人の趣味を楽しむ料理愛好者にとって理想的な仕上がりとなった。

その抜群な使い心地を目と手で感じさせる「和 NAGOMI Damascus」は、普段の調理時間をより特別なものにしてくれるだろう。

和 NAGOMI Damascus
価格:牛刀 26,400円/三徳 25,300円/ペティナイフ 17,600円(全て税込)

【包丁】日本刀と同じ伝統的製法で生まれた「玉鋼包丁」

ワイス・ワイスが提供する「玉鋼包丁」は、奥出雲たたら製鉄・玉鋼を用いて生み出されたもので、その製法は日本刀と同じだ。この製品はジブリ映画「もののけ姫」にも登場した「たたら製鉄」の伝統技術を現代の包丁作りに生かしており、奥出雲の刀匠である小林俊司氏の協力して製造された。

「玉鋼包丁」は、その名の通り玉鋼と呼ばれる素材を使用している。この玉鋼は、奥出雲の豊かな森林資源と質の高い砂鉄がある島根県奥出雲で約1400年前から行われていた「たたら製鉄」の伝統的な手法によって生まれたものだ。

「たたら製鉄」は、炉に砂鉄と木炭を投入し、鞴(ふいご)と呼ばれる空気吹き込み器具を使用して作られる伝統的な製鉄法であり、千年以上の歴史がある。1回の作業で砂鉄と木炭を投入し、三昼夜燃やし続けると「鉧(けら)」と呼ばれる塊ができる。その中で最上級の部分が「玉鋼」と呼ばれ、これが日本刀の材料として高く評価されたという。

こうした技法で作られたのが同社の「WISE・WISE別注 鐵泉玉鋼 ペティナイフ」だ。エッジには「玉鋼」が使用され、一般的なステンレス包丁とは比較にならないほどの切れ味を誇る。柄には木工作家の富井貴志氏が模様を彫り込んでおり、その幾何学模様デザインが、手仕事の温もりと現代の美意識を兼ね備えた美しい特別仕様の逸品となっている。

伝統的手法で作られ、日本刀の世界も体感できる「鐵泉 玉鋼ペティナイフ」を使ってみてはいかが。

WISE・WISE別注 鐵泉玉鋼 ペティナイフ
価格:143,000円(税込)