出演番組では対応みられず
松本さんが出演する番組において、本人の出演見合わせや放送見合わせといった動きは現時点ではみられないが、キー局社員はいう。
「ジャニーズの件の反省もあり、ニュースでまったく触れないと『大手事務所の有力タレントの不祥事なので黙殺している』と批判を浴びる恐れがあるので、『きちんと報じましたよ』というアリバイづくり的な意味合いもあり、各局、短く『事務所は否定した』という事実だけを伝えた。一方、現段階では松本さんの出演見合わせなどの動きはなく、いったんはスルーするという姿勢。本人と事務所は完全否定しており、また記事を読む限り、証言のみで確固たる証拠が示されていないからだ。吉本のトップタレントを簡単に降板させて吉本の機嫌を損ねるわけにはいかないという事情もあるが、現段階では何らかの対応をするに足る材料がない。女性側が会見を開くなり訴訟を起こすなりしない限り、流れは変わらないだろう。もっとも、同席したとされる小沢さんのほうは、起用を見合す動きが出るかもしれない」
また、ある芸能事務所関係者は「詳細はわからない」と前置きしたうえでいう。
「数年前にも今回報じられた内容に近いことが書かれた松本さんに関する怪文書が流れ、一部の週刊誌が取材を進めたが、結局何もつかめずバラシになった。松本さんは過去にも自身のプライベートについて報じた週刊誌を提訴しており、今回も個人で『文春』を提訴する可能性もある」
松本さんは過去に写真週刊誌「フラッシュ」に肖像権を侵害されたとして、発行元の光文社などに1100万円の損害賠償を求めた訴訟を提起。2006年に東京地裁は光文社側に90万円の支払いを命じた。また、11年には同じく「フラッシュ」の記事で名誉を傷つけられたとして光文社などに対し1100万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め東京地裁に提訴している。
別の芸能事務所関係者はいう。
「松本さんは、もうかなり前から『いつ芸能界を引退してもいい』という考えだとみられているが、今引退すれば加害を認めることになってしまうので、今回の件がきっかけで引退するということはないだろう。松本さんは芸人仲間や局のプロデューサーなどとはよく飲みに行っているが、ここ数年に限っていえば、一般女性との飲み会をやっているという話は聞いたことがない。報じられているような話も聞いたことがないので、よくわからない」
(文=Business Journal編集部、協力=水島宏明/上智大学文学部新聞学科教授)
提供元・Business Journal
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