UFO事件史上、最も信ぴょう性の高いエイリアン・アブダクション事件の1つに数えられている「パスカグーラ事件」の一部始終を対岸から目撃していた人物がいた――。

■「パスカグーラ事件」を対岸から目撃した女性

 最も信頼できるエイリアン・アブダクション事件の1つといわれている1973年に米ミシシッピ州で起きた「パスカグーラ事件」とは、同年10月11日夜、ミシシッピ州のパスカグーラ川で釣りを楽しんでいた近くの造船所に勤務する2人の男性、チャールズ・ヒクソン氏(当時42歳)とカルビン・パーカー氏(当時19歳)が突然やって来たUFOの内部に連れ込まれ束の間、エイリアンたちから“身体検査”を受けたとされる事件である。

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(画像=「WLOX」の記事より、『TOCANA』より 引用)

 3体のヒューマノイド型エイリアンによってUFO内部に連れ込まれたという2人だが、事件の最中は何らかの影響によって意識が不明瞭な状態にあり、後に行われたインタビューや退行睡眠などによって事件の細部が徐々に明らかになった。ちなみにヒクソン氏は2011年に亡くなっており、一方のパーカー氏は今年8月に亡くなり、2人は共に故人となっている。

 この「パスカグーラ事件」に興味を持ったUFO研究家のフィリップ・マントル氏はあらためて事件を調査・検証し、生理学者で作家のイレーナ・スコット氏と協働で5年がかりでまとめた新著『Beyond Reasonable Doubt: The Pascagoula Alien Abduction』を今年9月にリリースし、再び事件が世の注目を集めることになった。

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(画像=『Beyond Reasonable Doubt: The Pascagoula Alien Abduction』 画像は「Amazon」より、『TOCANA』より 引用)

 当事者のアブダクティーが2人共この世を去ってしまった同事件だが、同著ではなんと対岸から事件の一部始終を目撃していた人物が紹介されている。

 その人物とはマリア・ブレア氏で、事件当日、今は亡き夫と共に車の中から川の対岸で起きた事件の一部始終を目撃していたのである。マントル氏とスコット氏は目撃者であるマリア・ブレア氏に接触して詳しく話を聞いた。彼女の話は以下の通りだ。

 1973年の当時、彼女の夫のジェリー・ブレア氏は海上での石油掘削装置の整備に従事しており、事件当日の夜、夫は川岸に停泊しているボートに乗って沖合の施設に向かうことになっていて、彼女は桟橋まで車で夫を送ったのだった。

 川岸に着いたものの、同行する夫の上司が出発予定時刻に遅れており、夫妻は少しばかり車の中で時間を潰すことを余儀なくされたのだ。

 夫は少し仮眠を取ると言ってシートを倒して眠りに就いたのだが、彼女は夫の作業着などの荷物を先にボートに積んでおこうと外に出たのだった。

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(画像=ブレア夫妻(1974年) 「Howandwhys」の記事より、『TOCANA』より 引用)

 彼女は対岸に青い光を放つ大型車のような物体があるのに気づき、その近くに釣り人らしき複数の人影を認めた。彼らこそが事件の被害者であるチャールズ・ヒクソン氏とカルビン・パーカー氏であった。

 ボートが接岸してある水辺に近づいた時、彼女は驚かされた。なんと水面から“灰色の男”が水しぶきをあげて飛び出してきたのだ。心臓が止まるほど驚いた彼女であったが、ヒューマノイドはすぐに水に潜っていき再び現れることはなかった。

 怖くなった彼女は急いで荷物をボートに積むと、車に戻ったのだった。車を出たのが午後9時頃だったはずなのだが、車に戻ったのは真夜中の0時であった。説明できない謎の3時間の空白があったことになる。そしてやはり何らかの影響のためかこの時の記憶はあいまいなところが多いという。