2. 事実上のテレキネシス
例えば紐に穴あきコインを結びつけ、紐を持って目の前にコインを吊り下げてみる。たいていの人は、コインに向かって脳内で「動け」と命じるとコインは揺れ動きはじめ、「止まれ」と命じると揺れを静止させることができるという。

(画像=画像は「Wikipedia」より,
『TOCANA』より 引用)
これは決して超能力であるテレキネシス(念力)ではなく、脳が記憶している筋肉の微細な運動によってコインがコントロールされているという。この無意識の筋肉の動きは潜在記憶(implicit memory)と呼ばれ、現在の状況下でどうコインを制御したらよいのかを脳はすでに知っていて筋肉に命令を出しているのだ。
したがって我々は脳に任せてみることで、個々の状況下でわりと正しい動きができるのである。