iPhoneにはさまざまな機種があり、それぞれの機種に対応した保護ケース(スマホケース)がたくさん発売されています。スマホケースを買うときに注意したいのは、画面のインチ数が同じiPhoneでも、本体サイズ、カメラ形状、ボタン配置などが違うと装着できないことです。そこで今回は、分かりにくいiPhoneケースの互換性について解説しましょう。
画面のインチ数が同じでもスマホケースが使い回せない場合も!
同じサイズのiPhoneケースなのに使えないのはなぜ?
新しいiPhoneを購入したら、同時にスマホケースやフィルムなどを買う人が多いと思います。
しかし、画面のインチ数が同じなら使えるだろうと思って適当にスマホケースを買うのはやめたほうがいいでしょう。
確かに、画面のインチ数が同じiPhoneであればスマホケースを使い回せる場合もありますが、画面のインチ数はあくまでも“画面の対角線の長さのこと”なので、本体サイズ(高さ・幅・厚さ)が一致するわけではないのです。
また、本体サイズがほぼ同じスマホケースでも、カメラ形状やボタン位置が違うと使えない場合もあるので、iPhoneのスマホケースを買うときは必ず“互換性”を確認しなければなりません。
そこで、今回はiPhoneのインチ数ごとに調べて、スマホケースの互換性を確認してみます。
iPhoneのサイズ一覧表
6インチ代の大型iPhoneはカメラ形状の違いに注意!
iPhone 6以降の画面サイズは4.7インチから6.7インチまで7種類あります。
しかし、画面インチ数が同じでも本体サイズは微妙に異なりますし、カメラ形状が異なっているとスマホケースを使い回すことはできません。
まずは、大型の6.1〜6.7インチモデルから比較してみましょう。
6.7インチのiPhone
まず、もっとも大きい6.7インチのiPhoneを比較してみましょう。最新モデルのiPhone 15 Pro Maxと15 Plusは、同じ6.7インチでも本体サイズが1mmほど違ううえに、カメラの形状も異なるためスマホケースに互換性はありません。
また、15 Pro Maxと14 Pro Maxはカメラの形状は似ているものの、本体サイズが微妙に異なっているため、こちらもスマホケースに互換性はありません。
ただし、14 Plusと15 Plusは本体サイズとカメラ形状がほぼ同じなので、互換性のあるスマホケースが販売されています。
6.5インチのiPhone
次に、6.5インチのモデルにはiPhone 11 Pro MaxとiPhone XS Maxの2機種があります。しかし、本体サイズが微妙に違ううえに、カメラ形状がまったく異なるため、スマホケースに互換性はありません。
6.1インチのiPhone
iPhoneには6.1インチモデルが10機種もあります。iPhone 15/14 Pro/14/13/12/12 Proあたりの本体サイズはかなり近いので、互換性もありそうです。
まず、iPhone 14と13は厚さが少し違うだけで、本体サイズはほぼ同じ。カメラ形状も同じなので互換性があります。
次に、iPhone 12 Proと12は本体サイズがまったく同じで、カメラ形状もよく似ているため互換性のあるスマホケースが販売されています。
なお、iPhone 11とXRは本体サイズがまったく同じなのですが、カメラ形状が少し違います。そのため、XRで11のスマホケースを使うとカメラ部分の穴が広くマッチしませんが、装着することは可能となっています。