目的別のおすすめSQL資格
次に、初心者の基礎学習や転職で武器になる資格など、目的別におすすめのSQL資格を紹介します。
初心者におすすめの「OSS-DB Silver」
初心者には先述した「OSS-DB技術者認定資格」の「OSS-DB Silver」がおすすめです。「ORACLE MASTER」の初級資格よりも難易度が低く、ORACLEデータベースに特化した資格ではないため汎用性も高いです。
ただし、「ORACLEデータベースについて学びたい」「ORACLEをメインに使っていく」という場合は、「ORACLE MASTER Silver SQL」や「「ORACLE MASTER Silver DBA」を選ぶといいでしょう。
参考(公式サイト):OSS-DB Silverのご紹介(Ver.3.0)
転職で武器になる「データベーススペシャリスト試験」
参考(公式サイト):データベーススペシャリスト試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
転職におすすめのSQL資格といえば、「データベーススペシャリスト検定」です。SQLに特化した資格ではありませんが、データベースに関する幅広い知識とスキルがあることを証明できるため、汎用性が高いです。国家資格であることも、転職に有利に働くでしょう。
ただ、出題範囲の広さや各領域の深い知識が求められることなど、難易度は高いです。同じく国家資格の「基本情報技術者」「応用情報技術者」なども転職を検討するならおすすめの資格です。
SQLの資格を取得する3つのメリット
「SQLは使えたらいいから、資格は必要ないのでは?」と思う人もいらっしゃるかもしれません。そこで次に、SQLの資格を取得するメリットについて紹介します。これらのメリットはSQL資格やデータベースエンジニアだけでなく、資格全般に広くいえることです。
- メリット1.目標を決めて効率よく勉強できる
- メリット2.転職・営業活動で武器になる
- メリット3.キャリア・年収アップにつながることも
メリット1.目標を決めて効率よく勉強できる
SQL資格を取る1つ目のメリットは「目標を決めて効率よく勉強できる」ことです。
初めて学習する分野では、「何から学べばいいのかわからない」「何がわからないのかがわからない」といったことも多いのではないでしょうか。資格の学習をするためのテキストは、特定の分野が体系的にまとまっているので、必要な内容を効率的に学んでいけます。
また、資格受験の日にちが決まっていることにより、目標を持って学習を進めることができるでしょう。資格の取得を目標とすることにより、モチベーションが維持できるのもメリットだといえます。
メリット2.転職・営業活動で武器になる
SQL資格を取る2つ目のメリットは「転職・営業活動で武器になる」ことです。
資格があれば、自らのスキルや知識を客観的に証明できます。データ分析は実務経験や実績が重視される分野ですが、実務未経験でこれらを示せないこともあるでしょう。採用担当者が非エンジニアの場合も多く、実績だけではスキルを伝えづらいこともあります。
客観的な指標として資格を取っておけば、転職活動やフリーランスとしての営業活動をスムーズに進められるでしょう。
メリット3.キャリア・年収アップにつながることも
SQL資格を取る3つ目のメリットは「キャリア・年収アップにつながりやすい」ことです。
企業に就職する場合、資格保持者に対して資格手当が出ることがあります。資格手当がなくとも、人事異動や評価の際に資格が有利に働くこともあります。先述の「転職・営業活動で武器になる」というメリットもあり、資格があれば実務経験も積みやすくなり、キャリアの幅が広がるでしょう。