愛車の良い点
ツアラー的な性格のCRM250Rに較べると、競技車両に保安部品を付けただけのKDXとRMXは、より尖った性格のバイクです。特に125㏄並の車格であるKDX220は、その性格が強くでていて、当時の「下が無くてドッカンパワー、クラッチ技術は必須」という2ストエンジンで軽くて小柄な車体を振り回して乗る楽しさは、今のバイクには無いものです。
KTMやハスクは進化した賢い2ストなので、4ストロークのように低回転でも十分に走れて素晴らしいのですが、競技に出るわけではないので、昔の2ストの楽しさを満喫させてくれるKDXは2スト育ちの私には最高のバイクです。

いざとなったらモトクロッサーの部品は汎用パーツの流用も可能なところがオフ車の良い所。
愛車のここがイマイチな点
なによりも部品供給(笑)もはや主要な部品のメーカー供給はストップしています。
海外では2005年まで販売されていて、根強いファンがいるためにパーツ供給に余裕があり、海外パーツに頼ることになりますが、円安の痛手をモロに被っています。
海外ではエンジンはもちろん外装等の樹脂パーツを含めて旧車の部品を製造している町工場的な会社が豊富にあり、自動車文化の成熟度が日本とは段違いです。
世界一の自動車・バイク王国である日本で、このような文化が発達しなかったことは本当に悲しいですね。
燃費はツーリングで15㎞/L程度。KTM250excは20㎞/L以上走るようなので、その点はKTMがうらやましい(ガソリン代も高くなったしw)。林道ツーリングだと給油所難民になる危険もあるので、IMSかClarkの樹脂製ビッグタンクに交換を予定しています。
これからこのモデルを購入しようと思っている人にひとこと
こんな物を買ってわざわざ苦労を背負い込む人はいないと思いますが、昔の2ストバイクを買うならエンジンのフルオーバーホールは必須と思ってください。
オークション等で「機関良好」と書かれていても、ほとんどのエンジンがご臨終寸前です。そのバイクについて詳しいショップやエンジン屋さんでフルオーバーホールしてもらいましょう。そういったお店では絶版部品を在庫していたり、流用パーツに関する知識も豊富なので、色々な相談に乗ってくれます。
やっぱり手間とお金はかかりますね(´;ω;`)

KTMに較べるとシートもそれなりにソフトなんで、ツーリングにはありがたいですね
(とは言ってもセローなどに較べるとキツイですw)。
シート高880㎜とKTMexcの960㎜より80㎜低いんですが、体感的にはそれほどの差は感じません。
背が低い人は足つきに苦労します。