GK山口瑠伊(水戸ホーリーホック)
3人目は、フランスと日本のハーフである山口瑠伊。FC東京の下部組織を経てフランスやスペインで経験を積み、2022シーズンに水戸ホーリーホックでJリーグデビューを飾ると、1年目からレギュラーに定着。ビッグセーバーとして何度もチームを救ってきた。
2023シーズンは昨季の34試合から29試合へとやや出場機会を減らしたものの、最終節の清水エスパルス戦でみせたような圧倒的パフォーマンスが持ち味だ。欧州仕込みの25歳が、そろそろトップリーグに参戦してもなんら不思議ではない。
DFリカルド・グラッサ(ジュビロ磐田)
4人目は、今季のJ2ベストイレブンにも選出されたリカルド・グラッサ。ブラジルからジュビロ磐田に移籍した1年目の2022シーズンは、22試合の出場に留まりチームもJ2へと降格したが、今季J2の舞台で圧倒的な存在感を放っていた。
空中戦の強さと鋭い読みでのインターセプトを兼ね備え、左足から繰り出されるパスで起点となった。来季はチームがJ1に昇格するため、日本に残ればJ1でプレーすることになるだろうが、今季の活躍をみて他のクラブが触手を伸ばす可能性は高い。
DF鈴木義宜(清水エスパルス)
5人目は、ルーキーイヤーから常に一定以上の出場機会を得続けている鈴木義宜。今季もキャプテンかつDFのリーダーとして40試合に出場した。鋭い読みが可能にするクリーンな守備は必見。31歳となりベテランの域に入るが、J1での実績も十分で確実に活躍できるセンターバック(CB)は希少だ。経験豊富なCBを求めるJ1クラブからのニーズはあるだろう。
DFペレイラ(大分トリニータ)
6人目は、大分トリニータの右センターバックであるペレイラ。2021シーズンに期限付き移籍で加入した1年目はJ1ということもあり出場機会が限られたが、チームがJ2に舞台を移した2022シーズンからはレギュラーに定着し、今季は完全移籍で正式に大分の一員となった。
J2で群を抜く高さや強さで、パス数もチームトップを記録している。ブラジルではボランチを主戦場としており、パスセンスも十分なものがある。