SNSにおけるエンゲージメント率とは、投稿の表示数に占める反応数のことです。エンゲージメント率が高い投稿ほど、ユーザーの興味を引いているといえます。
本記事では各種SNSのエンゲージメント率の計測方法を紹介。エンゲージメント率がなぜ重要なのか、どうすれば高められるのかも解説します。
- 5つのSNSのエンゲージメント率の計算方法
- エンゲージメントが重要な3つの理由
- エンゲージメント率を高める7つのコツ
エンゲージメント率とは?
エンゲージメント率とは、SNSの投稿への反応率を示す数値のことです。閲覧数を示すインプレッション数に対して、いいね・タップ(詳細表示、続きを読む)・リポスト・リンククリックなどのエンゲージメントがどのくらいあったのか、その割合を示します。
いいねやリポストによる拡散、リンククリックなどのエンゲージメントを獲得することで、SNSを使ったマーケティングの成果は高くなります。
SNSごとのエンゲージメント率の調べ方・計算方法
エンゲージメント率は、各SNSプラットフォームによって確認方法が異なります。どのような内容を見れるのかについても確認しておきましょう。
X(旧Twitter)のエンゲージメント率
X(旧Twitter)のエンゲージメント率は、「エンゲージメント/インプレッション数」で計算できます。どちらの指標も投稿の右下にあるグラフのアイコン(ポストアナリティクス)から確認できます。
Xは投稿に対する反応を詳しく確認できるため、詳細な分析ができるでしょう。Xのエンゲージメントには投稿のクリック(画像、リンク、ハッシュタグ、プロフィール画像、ユーザー名、ポストの詳細表示のクリック)や、リポスト、返信、フォロー、いいねが含まれます。
Instagramのエンゲージメント率
Instagramのエンゲージメント率は「いいね!・保存・コメントで投稿に反応したユーザー数/フォロワー数」で計算できます。
Instagramでこれらの指標を確認するには、アカウントをビジネスアカウント・クリエイターアカウントとして登録し、Instagramインサイトを使えるようにしないと確認できません。この登録は簡単にできるので、早めに済ませておきましょう。
Facebookのエンゲージメント率
Facebookのエンゲージメント率は「投稿へのリアクション・コメント・クリック・シェアした人の数/投稿を見た人の数」で計算できます。
Facebookではこれらの指標が「人数」でカウントされます。同じユーザーがいいねとコメントの2つのエンゲージメントをした場合も、エンゲージメント数は1(1人)です。
TikTokのエンゲージメント率
TikTokのエンゲージメント率は「いいね・コメント・シェアの数/ビューの数」で計算できます。
TikTokの各種エンゲージメント数も、ビジネスアカウントに登録し、インサイト機能を使えるようにすることで確認できます。動画の視聴数や再生時間なども確認できるため、早めに登録しておきましょう。
Threadsのエンゲージメント率
2023年10月現在、Threadsではエンゲージメント率の計測はできません。Threadsで確認できる指標は「いいね数」「返信数」の2つのみです。インプレッション数はわからないため、インプレッション数に対してこれらの指標がどのくらいあったのかを図ることができないのです。
ただ、Threadsでも今後インサイト機能が充実していくかもしれません。それまではエンゲージメント”率”ではなく、いいね数と返信数のエンゲージメント”数”を指標に運用していくといいでしょう。