話題になった「ファン感謝祭パック」
KFCは現在、全国に1172店舗(2022年3月31日現在)を展開し、フライドチキン専門店チェーンとしては圧倒的な強さを誇る。
多くの固定客を惹きつける要因となっているのが、秘伝のレシピだ。創業者カーネル・サンダースが1940年につくり上げたというレシピは、11種類のハーブとスパイスを配合したもので、一般的な製法であるフライヤー調理とは異なり、圧力鍋で最高温度185℃で約15分かけて揚げるというもの。店舗内で1本1本、手づくりでつくられ、HP上では品質へのこだわりの強さについて次のように説明されている。
「ハーブとスパイスの配合を知っているのは、世界でたったの3人。スパイスは複数の工場で数種類ずつ配合され、店舗に向けて出荷されます。各店舗でそれらをブレンドして初めて、11種類のハーブ&スパイスが完成」
外食業界全体で原材料価格やエネルギーコストの上昇を受け値上げが続くなか、KFCも昨年以降、複数回にわたり価格改定を実施。2022年7月には「オリジナルチキン」を250円から260円へ、「カーネルクリスピー」を230円から240円へ値上げ。今年3月には「オリジナルチキン」を260円から290円へ、「トクトクパック4ピース」を1390円から1490円へ、「ポテトS」を240円から270円へ値上げ。今年10月には「オリジナルチキン」を20円値上げして310円に、「チキンフィレバーガー」を50円値上げして440円とするなど商品の一斉値上げを実施。約1年4カ月の間で3度値上げしたことになり、その間に主力の「オリジナルチキン」は60円値上がりした。10月には単品積み上げ価格より大幅に安い「ファン感謝祭パック」を発売し話題を呼んだ。
(文=Business Journal編集部)
提供元・Business Journal
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