■ 下の「お年玉イラスト」は「数」をあらわしている

続いて確認しておきたかったのが、絵入り[寄付金付]全国版など一部の年賀状の下中央に描かれている「お年玉イラスト」。

前回まで順調に、2021年で「牛の数1匹」、2022年で「茄子2つ」、2023年で「雲3つ」……と、年の末尾にあわせて数を増やしていたので、今年であれば「4つの何か」がいるはずです。

2024年もあるぞ!年賀はがき「隠しメッセージ」はこれだ!
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

はい、2024年には4匹の「魚」が描かれていました。つまり「2024」の「4」を表しているものと思われ、順調に数を増やしていることが確認できました。

2024年もあるぞ!年賀はがき「隠しメッセージ」はこれだ!
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

■ 「料額印面」の絵柄にも隠しメッセージ

左上の「料額印面」の欄にも、隠しメッセージがあります。

一番シンプルな無地の年賀状だと、2021年は抽象的に描かれた「富士山」の前に鳥が飛んでいるものでした。それが2022年、2023年は明らかに「富士山」とわかるタッチで描かれ、その前には雲。雲の数が毎年増えていたのです。

2024年もあるぞ!年賀はがき「隠しメッセージ」はこれだ!
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

雲は左右に描かれ、右は必ず一つ。左側の雲の数が2022年には2つ、2023年には3つと、1つずつ増えていました。

そうすると2024年の左の「雲」は4つになるはずですが、はたして……

ない!右にかならず1つ描かれていた雲も、2024年版では2つもしくは3つに見えます(2つにみえなくもないですが、重なっている可能性も考え3つとしました)。

2024年もあるぞ!年賀はがき「隠しメッセージ」はこれだ!
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

なんと予想外の結果に。さすがにこの狭いスペース、雲を増やすのは困難だったのかもしれません。しかし、強引にこじつけると、後ろの山の数が「レイヤー」に分かれており、数えると4つ。うーん。やっぱり強引かな?

2024年もあるぞ!年賀はがき「隠しメッセージ」はこれだ!
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

なお、この絵の中には、他にも少し気にしたい点があります。手前に描かれた「波マーク」と「▲」マーク。

「波マーク」は「青海波」であり、その名の通り「波」。また「▲」は「鱗」をあらわし、魚や龍に似ていることから「鱗文様」と呼ばれています。確証はもてませんが、「波」と「鱗」を描くことで、水をおよぐ龍を表現しているのかもしれません。