ちょっと前までは冬の感染症というイメージだったインフルエンザウイルス。いまや新型コロナウイルス感染症の影響で一年中どこかで発生している状態となっています。
今回は大規模同人誌即売会に参加しに行ったところ、道中インフルエンザにうっかり感染してしまい、めでたい年始を文字通り寝正月となる羽目に陥ってしまったというお話です。ちなみに、インフルエンザの潜伏期間は1~3日と言われています。
■ 冬の一大イベントへ一人で遠征!~開場まで我慢編~
夏と冬に、ビッグサイトで行われているコミックマーケット。元よりオタク気質のあった筆者は友人に連れられて売り子をやりに参加したことはあったものの、一般での参加はなかったので「行けるうちに参加すべし!」との言葉に押され、十数年前の12月、自宅のある愛知県より専用夜行バスに乗って東京お台場へと旅立っていったのでした。
季節は冬。バス車内は暖かく空調もよく効いておりました。もう昔の話なのでバスの中で誰かがくしゃみや咳をしていたとしても、記憶に残ることもなく。当時はバス車内でマスクをするなんて人は皆無の時代。そんなことも気にせず、夜明け前の到着に備えて早々に車内で就寝。
そして一夜明けて午前5時前、東京お台場のビッグサイトから少し離れた場所にバスが到着。乗客は夜明け前の寒くだだっ広い場所で待機するべくゾロゾロと移動。この時はただ寒いだけで普通に元気でした。ということで開場を待つ間、買い物リストの再確認やSNSのチェックなどをして過ごしていました。
そして日が昇りすっかり明るくなったころ、やっと開場。一般参加ってこんなに並んで待つのかぁ……などと変なところで感心しつつ、長蛇の列を亀の歩み並みにゆっくりと進んでいきました。幸い、そこまで強い風は吹いておらずブルブル震えることなく会場に無事到達できたのでした。そういえば列に並んでいる間、目立って咳をしている人とかは見かけなかったっけ。
■ 今までがラッキーだったのかな?~会場を出るまでの間編~
一部の会場の中は冬だというのに熱気に包まれており冬の装備では汗ばむくらい。頼まれものの同人誌の列に並び、いくつか買い込んでからあちこち見て回ることに。会場内を行き来する人たちは既に紙袋を手に提げていてイイ顔をしていました。
そんな群衆がごった返す中をぎゅうぎゅうされながらホールの間を移動。あまりの人の多さに、「コミケって感じだなぁ」と変に納得しながらお目当ての島へ。売り子をやっていたあの頃はこんな人混みのすごさとはほぼ無縁な状態。休憩時間にホールを移動する時くらいしか人の多さを実感してこなかったのはある意味ラッキーだったのかも?
ホールを移動し、「数年前はここで売り子をしていたんだったなぁ……」などと感慨にふけりながら古巣の様な雰囲気の島へ流れ着き、若干の余裕が感じられるブースを見て回っていました。漫画・アニメの混み具合とは打って変わって落ち着いた感じのブースの数々を見て回りつつ、「売り子をやっていたあの時の私」みたいな子がいないかな、などと見て回ったのですが残念ながら誰もそんな人はおらず。ジャンル?秘密です。