下落の要因については、FRBによるインフレ抑制のための利上げが功を奏した可能性や、住宅ローン金利が低下傾向にあることで、買い控えをしていた住宅所有希望者が購入市場に戻りつつあるとの見解を示した。また、家賃相場の下落傾向は、2024年も続くとの見通しを語った。
賃貸市場ではディスカウントするケースも増加しており、コンセッション(1ヶ月無料などの割引)を提供する物件は10月の12%から14%に上昇したという。
ちなみに物件のタイプ別の中央値では、スタジオが3,000ドルで前月と同等、前年同期比3.4%増となった。1ベッドルームは4,000ドルで、10月から2.4%下落したが対前年では同水準だった。2ベッドルームは5,410ドルで前月から0.2%増、前年同月に比べて1.6%低下した。