いざ、乗船!
今回は夜鵜飼プランを予約したので、19時に集合場所へ。集合場所にあるこののぼりが目印です。集合場所には待合室も完備。早めに着いてしまった方もゆっくり休むことができます。広めの駐車場もあるので、車で訪れた方にも安心です。
木曽川鵜飼遊覧では、遊覧船乗船の前に、鵜匠自ら鵜飼の見どころを紹介してくれます。鵜飼の歴史や鵜飼の行い方、鵜のプチ情報まで。とってもかわいい鵜とともに15分程の説明が入り、鵜飼の情報を頭に入れたところで乗船です。
19時には明るかった空が、15分であっという間に薄暗くなり、まずは木曽川遊覧のスタートです。木曽川の歴史や犬山市の情報を聞きながら、ライトアップされた犬山城を見ることができました。
15分程の木曽川遊覧を楽しんでいる間に辺りは真っ暗に。ここから、いよいよ鵜飼のスタートです。鵜舟には4名の鵜匠と12羽の鵜が乗り、その鵜舟をはさむように遊覧船が並走。
思っていた以上に近くで鵜飼が見られることにびっくり。篝火の熱気や鵜の水しぶきも感じられ、迫力満点でした。
鵜飼観覧は20分程。一生懸命漁に取り組む鵜たちにお客さんから拍手喝采でした。鵜飼観覧の締めには、鵜匠による鵜飼のより詳しい説明がありました。どうやって鵜が鮎を飲みこみ、吐き出すのか、漁のあとの鵜の様子など実際に実演してくれる場面もあり、とても有意義な時間となりました。
木曽川鵜飼の特徴
木曽川鵜飼は、他の鵜飼と少し異なる特徴がいくつかあります。
1. 昼間に鵜飼観覧ができること
先程も述べましたが、木曽川鵜飼は夜間だけでなく、昼間にも鵜飼観覧が可能です。夜間の鵜飼はとても美しいですが、鵜や鵜匠の様子が少し分かりづらいのが難点。昼間は鵜の表情まで事細かくみられると人気なようです。
2.間近で鵜飼観覧が楽しめること
木曽川鵜飼は、他の鵜飼よりもかなり近くでみることができます。その理由は、遊覧船が鵜舟の真横を並走するためです。遊覧船のスピードもあり、他では味わえない、迫力満点の鵜飼が楽しめます。
3. 鵜匠が犬山市の職員であること
木曽川鵜飼最大の特徴は、鵜匠が皆犬山市の職員であるということです。他の地域の鵜匠は皆、宮内庁の職員、さらに世襲制なので、鵜匠になりたい人がなれるわけではないのに対し、木曽川の鵜匠は希望すればなれるチャンスがあるということ。そのため、格式よりも親しみやすさが売りとなっており、子どもからお年寄りまで楽しめるような工夫がされています。