FWタニガーン・デーンダー(AC長野パルセイロ・レディース)

  • 出身国:タイ
  • 生年月日:1992年12月15日(31歳)
  • 加入日:2023年7月26日
  • 前所属クラブ:チョンブリ女子(タイ1部)

173センチの長身を活かした守備と、自身も認める力強いシュート力が持ち味のFWタニガーン・デーンダー。2012年からタイ女子代表選手としても活躍している。これまでの大半は出身地タイのクラブを拠点にしているが、フィンランドのエステルスンドDFF(2014年-2016年)にも所属経験がある。幅広いフィールドで経験を積んでいるタニガーンだが、試合前には必ず世界レベルの選手のゴールシーンを観て集中するのがルーティン。

12月9日に行われた第5節INAC神戸レオネッサとの試合にスタメン出場しWEリーグデビューを飾ったタニガーン。前半33分には移籍後初となる力強いゴールを決め、強豪INAC神戸相手に1-1と引き分けに落とし込んだ。今後、チームを牽引するエース候補としても注目だ。


タイ女子代表 MFナッタワディ・プラムナーク 写真:Getty Images

MFナッタワディ・プラムナーク(AC長野パルセイロ・レディース)

  • 出身国:タイ
  • 生年月日:2000年10月9日(23歳)
  • 加入日:2023年8月8日
  • 前所属クラブ:バンコク女子FC(タイ2部)

2019年にU19タイ女子代表として選出後、現在も代表選手として活躍しているMFナッタワディ・プラムナーク。AC長野パルセイロ・レディースへの移籍が決定した際には「日本のクラブでプレーすることは1つの夢であり、ベストを尽くしハードワークすることを約束する」と力強くコメントしている。

11月12日に行われた日テレ・東京ベレーザとの第1節(1-3)からベンチ入りを続け、12月9日の第5節INAC神戸レオネッサ戦(1-1)終盤で途中出場。活躍の場面はなかったが、今後はタニガーンと共にタイ出身コンビとしてピッチで躍動してくれるはずだ。


インドネシア女子代表 FWザーラ・ムズダリファ 写真:Getty Images

FWザーラ・ムズダリファ(セレッソ大阪ヤンマーレディース)

  • 出身国:インドネシア
  • 生年月日:2001年4月4日(22歳)
  • 加入日:2023年7月4日
  • 前所属クラブ:サウス・シールズ女子(イングランド5部相当)

母国インドネシアではもちろん、インドネシア通の女子サッカーファンなら誰もが知っているFWザーラ・ムズダリファ。その知名度の高さは彼女が公開しているインスタグラムのフォロワー数(約90万人)からもよく分かる。WEリーガーとしてもインスタグラマーとしても存在感のある選手だ。

国民的な人気を誇るザーラだが、13歳までは男子のアカデミーチームに所属していた。しかし、FIFAの規定により14歳以降は男子チームでのプレーが認められず行き場を失ってしまう。2018年、インドネシアで開催されたアジア競技大会を機に初めて女子の代表チームが編成されるとザーラも招集され、初戦となったモルディブ女子代表戦で2ゴール、1アシストと大活躍をみせた。

この流れに乗りインドネシアにもようやく女子リーグが誕生したものの、2020年からの世界的パンデミックの影響で活動は停止。才能ある若き選手は再び活躍の場を失った。そんなザーラが今夏セレッソ大阪ヤンマーレディースに新加入。第5節終了時点で出場機会はまだ得られていないが「できるだけ多くの出場時間をプレーするのが目標」と話しているザーラ。WEリーグでのデビューを世界中の90万人が待ち望んでいる。