写真:WEリーグ

今2023/24シーズンで3年目を迎えた日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)。参加クラブ数も11から12に増え、新たに公式アプリが登場するなど盛り上がりは徐々に勢いを増している。海外クラブへ移籍する日本人選手が増える一方、WEリーグへ新加入する外国籍選手も増えている。

今季現時点で所属している外国籍選手は11名。これは2021/22シーズンと同じ数字だが、ジェフユナイテッド千葉レディースのヘッドコーチやINAC神戸レオネッサのジョルディ・フェロン監督などスタッフ陣を含めると今季が最も多いと言える。

ここでは、今季WEリーグに所属する11人の外国籍選手に注目し、出身国やこれまでの経歴について紹介していこう。


マイナビ仙台レディース DFオケケ・チディンマ・ンケルカ 写真:WEリーグ

DFオケケ・チディンマ・ンケルカ(マイナビ仙台レディース)

  • 出身国:ナイジェリア
  • 生年月日:2000年8月11日(23歳)
  • 加入日:2023年10月17日
  • 前所属クラブ:ハポエル・ビア・アシーバ(イスラエル1部)

スペインの強豪マドリード女子での経験もあるDFオケケ・チディンマ・ンケルカ。2016年にU17ナイジェリア女子代表に選出後、2018年、2019年にも同代表に選出されFIFA女子W杯フランス大会にも出場している。DFでありながらFWの働きもできる期待の万能選手だ。

11月23日に行われた第3節アルビレックス新潟レディース戦(1-2)でWEリーグ初出場を果たすと、後半87分には得点に繋がるアシストを記録。惜しくも1-2で敗北を喫したが、オケケ個人としてはデビュー戦で得点アシストという華々しい結果を残した。以降、第4節の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦(0-5)、第5節の大宮アルディージャVENTUS戦(1-2)とここまで3試合連続出場していることからも、チームの期待度が伺える。


DFマリエ・アウォーナ(ナポリ・フェミニーレ所属時)写真:Getty Images

DFマリエ・アウォーナ(マイナビ仙台レディース)

  • 出身国:フランス、カメルーン
  • 生年月日:1993年2月2日(30歳)
  • 加入日:2023年7月25日
  • 前所属クラブ:SCブラガ女子(ポルトガル1部)

2009年から2012年までU16やU19のフランス女子代表、2015年以降はカメルーン女子代表としても活躍しているDFマリエ・アウォーナ。これまで欧州の7クラブで経験を積んでおり、出身国フランスの強豪クラブASJソヨー女子やスタッド・ランス女子(いずれもフランス1部)での経験もある。

特に2011年から2018年まで所属したASJソヨーでは7年間も契約更新し、試合出場回数は100を超える。9月に治療およびリハビリのためフランスに一時帰国したマリエ。万全の体調で合流し、WEリーグの舞台で活躍してくれることを願っている。


マイナビ仙台レディース MFパウラ・ゲレーロ・サンズ 写真:WEリーグ