訪日アメリカ人の特徴とは?日本の楽しみ方

2011年は震災の影響で訪日アメリカ人の数が落ち込みましたが、現在は回復し、増加傾向にあります。初夏や秋の過ごしやすい期間に訪れ、日本の文化体験を楽しんでいます。

訪日アメリカ人のデータ

2014年には891,668人だった訪日アメリカ人ですが、2018年には約1.7倍となる1,526,407人を記録しました。
2018年の統計では訪日アメリカ人の66%以上が7日間以上日本に滞在しており、インバウンド消費額は2014年と比較して2倍の2,924億円まで伸びています。

月別の訪日客数を比較すると、最も多いのが6月、少ないのが2月です。アメリカの学校は6月中旬から夏季休暇に入るため、家族旅行での来日需要も高まります。

約半数がリピーター

観光庁の2018年の調査で、訪日アメリカ人旅行客のうち約47%がリピーターであることがわかりました。
訪日アメリカ人全体のうち 64.8%は男性で、20代、30代がそれぞれ15~16%と、他の年代より大きい割合を占めています。一方女性は35.2%で、最も多い世代は12%を占めている20代です。

全体的には他の国と比較して年齢による偏りが少なく、幅広い世代が訪日旅行に来ているようです。

アメリカ人の日本滞在時の特徴

海外旅行に出かけるアメリカ人は自国にないものを求めており、歴史や文化体験を好みます。

宿泊は旅館よりも民泊やビジネスホテルを利用し、多くの時間を外で過ごしています。

タトゥーを入れている人が多く、温泉の利用を避ける傾向も見られます。しかし近ごろではシールで隠せる程度の大きさであれば入浴できる温泉も増えており、観光地や施設が訪日客の文化やスタイルに寛容になってきています。

旅行代理店のツアーではなく、インターネット上の情報をもとに個人手配で旅行をする人も多く、口コミサイトやSNSの情報が重視されています。