フレンドリーな人が多い

多くのアメリカ人は、初対面の人ともフレンドリーにコミュニケーションを交わします。
例えば、知らない女性に対してもごく自然にレディファーストな振る舞いをしたり、カフェの待ち時間やエレベーターの中で新しい友だちをつくってしまったりと、とても社交的です。

友だち同士では挨拶としてキスやハグなどのスキンシップを取る習慣があり、お互いの身体に触れることに関しても日本人より寛容です。

上下関係があまりない

1776年の独立宣言によって個人を尊重する立憲主義を発展させてきたアメリカでは、「自由」「平等」をとても大切にしています。年功序列による上下関係はあまりなく、フラットなコミュニケーションや関係を築くのが特徴です。
日本語には、自分がへりくだることで相手を立てる「謙譲語」が欠かせませんが、英語にはそれに該当する表現がありません。

「(私は)~していいですか?」の「Can I ~」を「May I ~」に言い換えるといった丁寧な言い回しはあるものの、日本語でいうところの「お」や「ご」などの接辞や、「られる」のような補助動詞にあたる細かな敬語表現はありません。

国への帰属意識が強い

アメリカ人は愛国心があり、国に対する強い帰属意識があります。
具体的には、学校の朝礼の時間に教室の国旗に向かって「忠誠の誓い(Pledge of Allegiance)」を唱えたり、学校行事で頻繁に国歌斉唱をしたりと、幼少期から愛国心を育む教育がなされています。

愛国心が強い一方で文化や歴史が異なる国への興味関心も高く、長い歴史を持つ日本も例外ではありません。