芸能人や有名人などでホテル暮らしをしている人がいるため、「ホテル暮らしはお金持ちの生活スタイル」というイメージがある人もいるだろう。しかし、昨今では家を持たず、ホテル暮らしをする普通の人も増えているとか。実際にホテル暮らしを実践している人はどのような生活を送っているのだろうか。今回は某関西圏ホテルにてフロント係として勤務している金森(仮名)などのホテル勤務の方の証言から、ホテルの常連客の特徴について紹介する。

ホテル従業員は見た!普通に働く女性のホテル暮らし

「Aさんは私の母と同世代に見えるので50代ぐらいでしょうか。多忙で家に帰る余裕がなく、自然にホテル暮らしになった、と聞いています。」

こう語るのは、この春、某関西圏ホテルにてフロント係として勤務することになったばかりの金森さん(仮名)。金森さんの勤務するホテルは、ターミナル駅そばにあるビジネスホテルで、観光からビジネスまで、さまざまなお客様が宿泊する人気があるホテルだ。

ホテル暮らしをしているAさんは、出張もホテルから出かけるほど忙しい方で、「先生」と呼ばれる職業らしいとのこと。このホテルを選んだ理由は、職場と近いからだそう。ホテルでも仕事をしているためか、客室の中はどうしても散らかるため、客室清掃は重宝しているようだ、と金森さんの同僚も語る。

「長く宿泊するお得意様であり、細かい指摘が入ることもあるため、ホテル側ではAさん専用のチェックリストを作って対応しているんですよ。」と金森さんはこっそり教えてくれた。

スイートルーム常連客が絶対にしないこととは?

1泊50万円も100万円もするスイートルームに泊まる客は、一体何を目的に泊まっているのだろうか。旅行目的や、「記念日だから……」という人もいるだろう。ただ、それがお金持ちの常連客ともなると、ひと味違った使い方をするようだ。そこで今回は、ホテルマンが見た、スイートルームに泊まる常連客が絶対にしないことを2つ見ていこう。

テレビやスマホをダラダラ見る

スイートルームに泊まっても何もすることがない場合、ついテレビを見たり、スマートフォンを利用したりすることが多い。しかし、スイートルームの常連客の中には、テレビやスマホをダラダラ利用せず、むしろデジタル機器から離れようとする人がいる。

身体を休めに来ているからこそ、外の情報をシャットダウンして真のリフレッシュをしたいのかもしれない。

ぼーっとして1日を過ごす

身体を休めることは大切だが、1日をただぼーっと過ごすようなことはない。無音にしてデジタル機器から離れ、いろいろなことを考える時間にしているのだ。

それではリフレッシュにならないのでは?と考えるかもしれないが、頭の中を整理することでスッキリすることもあるはずだ。自分と向き合う時間を作ることでよいアイデアや気づきが生まれ、次の仕事につなげられるのだ。

時には常識を疑ってみることも大切

ホテル暮らしをしている人やスイートルームに泊まる人は、そもそも一般人とは異なる考え方を持っていることも多いだろう。彼らのホテルでの過ごし方を参考にすることで、新たな気づきを得られるかもしれない。

文・MONEY TIMES編集部