年末年始は出費が多く頭が痛いという人も多いだろう。多額の出費を減らすためには、年末年始の出費で大きなウェイトを占めるものを把握し、そこを節約するのが一番の近道だ。正月貧乏を回避するためにも、今一度年末年始の出費を確認してみよう。
年末年始に増える出費は?
年末年始の出費で大きなウェイトを占めるのは以下のようなものだ。
1 お年玉
2 帰省・レジャー(旅行等)の費用
3 年末年始用の食材(おせち含む)
4 初売り(バーゲン・福袋)
5 年賀状
これらの5つの費用を上手に節約すれば、年末年始の出費を減らせる可能性は高い。ここからはその方法を具体的にお伝えしよう。
1 お年玉の金額を親族間で統一する
あげる子どもの数が多いほどお年玉の出費は大きな負担となる。しかし、親族からひんしゅくを買うのも怖い。お年玉の金額を決める際にそこが大きな悩みどころとなるだろう。
その解決方法の一つとしておすすめなのが「親族間でお年玉の金額を統一する」方法だ。
たとえば、
1 どの家庭も無理なく出せる金額に統一する
2 年齢別の金額を決めて統一する
などを行うと、親族からひんしゅくを受けることも正月貧乏も回避できるだろう。
2 「帰省・レジャー費用」は年末年始をあえて避けて節約
年末年始は交通機関や宿泊などの料金が高額になる。それによる正月貧乏を回避するには、あえて年末の帰省やレジャーを避けて別の時期にずらすのも一つの方法だ。
そもそも、人出が多い年末年始はウイルス感染のリスクが高くなる。年末年始の移動は可能な限り避けた方がよい。帰省の場合は迎える側の親族にその点を理解してもらおう。それによって、出費も感染リスクも小さくできる。
3 新幹線利用なら年末年始も割引が利くチケットサービスがおすすめ
新幹線利用なら、年末年始でもチケットの割引が利くサービスを利用しよう。交通費を節約できる。
たとえばJR東海のEX予約サービス(要会員登録)は、1年を通して東京新大阪間の普通車指定席料金が1,100円安くなる。
類似のサービスはJR他社でも行っているので、ご自身が利用する新幹線の運行会社ホームページなどで調べてみよう。
4 年末年始の食費は業務スーパーなどの活用で節約
年末年始の食費も工夫次第で節約できる。
たとえば、
・おせちにこだわりがなければ用意しない
・年末に食品価格が上がる前に正月用食品を買う
・業務スーパーなど安価なお店でクリスマス・正月用食品を買う
・年末年始の外食は避ける
などの方法で食費を抑えることは十分可能だ。
5 初売りはあらかじめ買うものを決めて行く
初売りも正月貧乏への入り口になる危険性が大きい。
それを防ぐためには初売りに行かないのが一番だが、どうしても初売りに行きたいという人もいるだろう。その場合は、事前にほしいものをリスト化し、それ以外のものは買わないように心掛けよう。それだけで初売りでの出費を抑えられるはずだ。
なお、福袋の食品には消費期限が近いものが意外と多い。期限切れ食品の廃棄による費用の損失を防ぐためにも、必ず購入時に消費期限を確認しよう。
6 儀礼的な年賀状をやめる
年末年始の出費で大きい年賀状の費用を削減するのも有効な方法だ。
日本郵便の年賀状発行枚数はここ5年間で約7.6憶枚減っている。
<年賀状発行枚数の推移>
2019年 24億枚
2020年 23.5億枚
2021年 19.4億枚
2022年 18.3億枚
2023年 16.4億枚
その理由として、ネットで新年の挨拶をする人が増えて年賀状の需要が減っていることが挙げられる。近年は儀礼的な年賀状をやめて年賀状関連の出費を抑える人も多いのだ。
ただ、いきなり年賀状をやめると相手に対して失礼になる。最後に出す年賀状に「年賀状を出すのは今年限りと致します」の一文を添えるなどの配慮は不可欠だ。
年末年始の大きな出費を抑えて正月貧乏を回避しよう
年末年始の出費で大きなウェイトを占める5つの出費は以上の方法で節約できる。まずは無理のない範囲でそれらの節約に着手してみよう。それによって年末年始の支出が抑えられ、正月貧乏を回避できるかもしれない。
文・大岩楓
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