イギリスブランドの新たなコレクション、爽やかな森の香り
イギリスのフレグランスブランド「モルトンブラウン」から9月、新たなフレグランスの旅へ誘う「ワイルドミント&ラバンジン」が発売された。この特別なコレクションは、シニアパフューマーのナタリー・クーブス氏によって手がけられ、クラシックなフゼアノートが現代的なアレンジで蘇える逸品だ。
「モルトンブラウン」は、高品質な原材料を使用しながらも、環境への配慮も欠かさないことで知られる。特に「ワイルドミント&ラバンジン」の香料に使用されているラバンジンオイルは、フランスのプロヴァンスで持続可能な方法で栽培・生産されており、地域の生物多様性の保全、水使用量の削減、地域社会経済の改善に取り組んでいる。
新コレクション「ワイルドミント&ラバンジン」は、香りは刺激的でありながらも、涼やかな森の冒険を瞬時に思い浮かべさせ、透明な小川のせせらぎや、茂った草花と低木の香りが人里離れた森への自由な誘いを感じさせてくれる。
特に「オードトワレ」は、ワイルドミントとバジルの香りが爽やかなオープニングを飾る。力強くグリーンな香りが特徴のラバンジンや独自のアクセントが加えられ、現代的でセンシュアルなオリスの根が、リッチなサンダルウッドとトンカビーンのベースへ誘う。
英国王室御用達指定証も授与されている「モルトンブラウン」の新作を試してみては。
ワイルドミント&ラバンジン
価格:100mL オードトワレ15,400円
科学者が開発した香水、オランダ発ブランドが日本初上陸
オランダ発のフレグランスブランド「Baruti(バルチ)」が10月、日本に初上陸した。このブランドは、異色の経歴を持つ元ヒューマンバイオロジー博士であるスピロス・ドロソプロス氏によって2015年に設立され、その特徴的で洗練された香りは、7つのフレグランスで表現されている。
スピロス氏は、オランダのアムステルダム大で臨床心理学を学び、ヒューマンバイオロジーの博士過程に進学。その中で博士研究員として香水作りの入門クラスを受講し、香りの世界に魅了された。
「バルチ」のブランド名はギリシャ語で「火薬」という意味を持ち、反体制的でエッジの効いたものと、肌の上で爆発する香水という意味が込められている。香りは、爆発的に革新的でありながらも、ウェアラブルで身につけやすいという特長がある。
「バルチ」のラインアップには全8種があり、その中でも「ベルリン イエム ウィンター」は注目を集めている。この香水は官能的でフルーティかつお酒のような香りが魅力の1つだ。
ラベンダー、マスティックオイル、アイリッシュコーヒー、カシスなどが絶妙に調和し、ローストしたコーヒーのモダンなエッジとローズの微細なニュアンスに酔いしれることができる。都会の冬の夜にぴったりな、温かく居心地の良い香りとしてあらゆるシーンで利用できる。
革新的な香りをもたらしてくれる「バルチ」の世界に浸ってみることをお勧めしたい。
Baruti ベルリン イエム ウィンター
価格:50mL 19,800円
※価格はすべて税込
香水は人によって好みが大きく分かれるアイテムだ。この記事を参考にしつつ、自分自身にピッタリのフレグランスを探してみてほしい。
(永井瑞穂)