走行中に車が水没したときの脱出方法
走行中に車が水没してしまった場合、脱出方法は窓ガラスを割るしかありません。しかし車の窓は2枚重ねの強化ガラスでできており、身近な道具で割るのは非常に困難です。
そんな時に役に立つのが“車脱出用緊急ハンマー”。
これを使えば、小さな力で効果的に窓ガラスを割ることができます。
緊急時でもこの道具さえあれば、万が一車に取り残されてしまったとしても窓を割ってすぐに車から脱出可能です。
サイズは発煙筒に比べて少し大きい程度なので、万が一に備えて1本グローブボックスに入れておくと良いでしょう。
また、緊急脱出ハンマーにはシートベルトカッターがついているものもあります。
水没した車内では、もしかしたらシートベルトをうまく外すことができないかもしれません。
そのようなケースも想定すると、緊急脱出ハンマーはコンパクトでシートベルトカッターが付いているものがおすすめです。
車が水没・冠水したときにやってはいけないこと
車が水没・冠水したときにやってはいけないこと、それはエンジンを吹かして無理やり脱出を試みることです。
そもそも乗用車は水中を走るように設計されていません。水没しそうになったからといってアクセルを思いっきり踏んでもエンジンが故障するだけで、脱出は不可能と考えたほうがいいでしょう。
車が大切なのはわかります。しかしそれよりも大切なのは自分の命です。水没や冠水の被害にあってしまった場合は、すみやかに非難をしましょう。
停車中していた車が水没した場合にやってはいけない事
もし止めてあった車が水没してしまった場合、故障の有無を確認するためにエンジンを掛けてはいけません。
水分が残っている状態でエンジンを掛けてしまうと、バッテリーから通電した電気が水を伝って感電する恐れや、エンジンに入り込んだ水がウォーターハンマーの原因を作る可能性があります。
まずは完全に水分を除去してから、エンジン内部を分解清掃し、すべての異常がないことを確認してからエンジンを始動しましょう。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
【関連記事】
・【新車情報カレンダー 2021~2022年】新型車デビュー・フルモデルチェンジ予想&リーク&スクープ
・運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方
・今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
・SNSで話題になった”渋滞吸収車”とは?迷惑運転かと思いきや「上級者だ」と絶賛
・トヨタ 次期型ノア&ヴォクシーに関する最新リーク情報すべて