目次
軽自動車SUVの魅力
軽自動車SUVのメリット・デメリット
軽自動車SUVおすすめランキング
軽自動車SUVはこんな人におすすめ
軽自動車SUVの魅力
@xiaosan/stock.adobe.com
近年のアウトドアブームによって今最もアツいカージャンルのSUV。その中でも、とりわけ人気のある“軽自動車SUV”にはどういった魅力があるのでしょうか。
SUVってどんな車?
SUVとは、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicke)の略称で、直訳するとスポーツ用途の乗り物という意味になります。
一般にSUVは、アウトドアから街乗りまで何でもこなすパワフルかつ、使い勝手の良い車とされ、国内外問わず人気の車種です。
国産車で言えば、トヨタ ランドクルーザーやニッサン エクストレイルなどがSUVの代表格ですね。
軽自動車SUVの魅力はコンパクト&パワフル
SUVはとても人気のカージャンルですが、ネックとなるのはそのボディサイズ。大柄なボディは維持費も高く、都心部であれば駐車スペースの確保も困難でしょう。
そこで登場するのが軽自動車SUVです。スズキ ジムニーや、ダイハツ タフトを始めとするこれらの車は、軽自動車サイズでありながら、SUVならではの走破性を備え、その性能は乗用車を圧倒します。
アフターパーツも豊富ですし、自分好みにカスタムできる点も車好きにはたまらないはずです。
もちろん軽自動車ですので、維持費は大型SUVに比べて圧倒的に安くなります。都心部にお住まいでも駐車場探しに苦労するということも少ないでしょう。
「SUVにあこがれるけれど、置く場所がなあ」
「SUVは車体が高すぎて買えないよ」
そんな方は軽自動車SUVという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?大型SUVにはないコンパクトな魅力がたくさん詰まっていますよ。
軽自動車SUVのメリット・デメリット
軽自動車SUVのメリット
- 高い走破性
軽自動車SUVの高い走破性は、ときに大型SUVをしのぐ程の実力を持っています。
何度も切り返さなくてはいけないような曲り道を、一発で曲がり切れるのは軽自動車SUVの特権です。
最近では、トラクションコントロール機能や駆動制限装置が純正で装着されており、雪道や、ぬかるんだ道での脱出性能は圧倒的です。
むしろ、車重が重たい大型SUVよりも地面に沈まないので、脱出性能だけで見るなら軽自動車SUVの方が高性能かもしれません。
- 維持費の安さ
軽自動車SUVは、車体の大きなSUVに比べて税金や交換部品が安く、維持がしやすいというメリットがあります。
例えば、自動車税で見てみましょう。
200系トヨタ ランドクルーザーの自動車税は年間8万7,000円(排気量4.5リットル超〜6.0リットル以下、13年経過の重課税なし区分の場合)です。
一方、軽自動車SUVの自動車税は1万800円。なんと約8倍も違います。これだけ見ても、いかに軽自動車SUVの維持費が安いかが分かることでしょう。
また、車検代、タイヤ代に関しても同様で、軽自動車SUVは大型SUVに比べて圧倒的に低コストで出費を抑えることができます。
- 室内空間が広い
軽自動車SUVは、通常のハッチタイプの軽自動車に比べて室内空間が広く、より多くの荷物が積めます。
家族4人の1泊旅行なら、問題なく全員の荷物が積めるでしょう。
純粋な広さで言えばワンボックスタイプの軽自動車には及びませんが、適度な居住スペースと荷室の広さを兼ね備えた軽自動車SUVは、使い勝手の良さも抜群です。
軽自動車SUVのデメリット
- 燃費の悪さ
軽自動車SUVは、普通の軽自動車に比べて装備が多く、車体が重たいことから燃費があまり良くない傾向にあります。
悪路走破性の向上に必須な4WDというレイアウトも、2輪駆動車に比べて走行抵抗が大きく、こちらも燃費悪化の原因といえるでしょう。
車両 | 燃費(WLTCモード) |
スズキ ジムニー(JB64型) | 16.6km/L |
スズキ アルト(HA97型) | 27.7km/L |
メーカーカタログ値
カタログスペックで比べてみるとスズキ ジムニー(JB64型)のWLTCモード燃費は16.6km/L。
マイルドハイブリッドでお馴染みのスズキ アルト(HA97型)のWLTCモードの燃費はなんと27.7km/L。1リットルあたり10kmも違います。
これはどのモデルにも言えることで、軽自動車SUVは他の軽自動車に比べて燃費が良くありません。
燃費に関しては妥協が必要な車種と言えます。
- パーツや修理費が高い
最新の装備を搭載し、それでいて軽量化が進んでいる軽自動車SUVは、修理費やパーツが高額になる場合があります。
例えばタイヤ。大型のSUVに比べれば安価ですが、軽自動車やコンパクトカーに比べるとタイヤ代は高くつきます。
他にも4WDにしかついていない“リアデフ”のオイル交換や、悪路を走ることで汚れやすいエアクリーナーの交換など、SUV特有のランニングコストが掛かります。
大型SUVに比べれば維持費は安いものの、軽自動車というくくりで見れば維持費が高い傾向にある軽自動車SUV。
軽自動車のつもりで乗ると維持費の高さが気になる車になるでしょう。
- 新車が買えない
これは軽自動車SUVに限った話ではありませんが、現在メーカー各社の新車の納期が遅れており、新規受注がストップしている車種もあります。
それに伴い、特に人気の軽自動車SUVの納期は、他の車種に比べてより一層遅れているそうです。
スズキ、ダイハツ、三菱など、軽自動車に強いメーカー各社は公式ホームページに納期変更のお知らせを公開。
人気車種は注文から納車まで半年以上待たされることも珍しくないという話も聞きます。
在庫があってもすぐに売れてしまう軽自動車SUVは、新車を手に入れることが難しく、購入してもすぐに乗り出せないのがデメリットです。