両面から使える棚にするためにした工夫
カラーボックスが倒れず簡単に積み下ろしができる方法は解決したが、棚を置くなら室内側からも車外外側からも使えるようにしたいと考えていた。
カラーボックスの背面の板は簡単に外すことができるため、外せば裏のない素通しの棚にはなる。
しかし、車両外側の面はBoo3のパネルに支えられ、細かい物でなければそちら側に落下してしまうことはないのだが、室内側は何も支えなどなければ収納した物が落ちてしまう。
そこで、カラーボックスの背面に付けられている薄いベニヤ板をカットして、ベニヤ板のはまる溝に戻しストッパーにすることを思いついた。

本来はカラーボックスの裏面になる側を室内側に向けて設置し、このストッパーで棚に置いたバスケットや箱が落ちなくするといった、簡単な仕組みだ。
固いタイプのバスケットや箱だとストッパーのせいで取り出しにくくなってしまったり、取り出せなくなってしまうが、布のバスケットなそれも問題ない。
因みに、そのままでは柔らかすぎるので、中に程々の高さの段ボールの箱やプラスチックのバスケットを入れて使っている。

簡単だけど、これで外側からも内側(室内)からも使える棚になった。
しかし、この背面用の板は棚が歪まないようにする役目も担っているため、全部外すと棚がグラグラと歪みやすくなってしまう。
そこで、一番下の段だけ普通に背面用の板を入れることにした。
下段だけでも裏板が入っていると歪みに対する強さに大きな違いが出る。

しかし、それでは一番下の段は室内側から使えなくなってしまうが、入れる物を選ぶことでそれも解決。
一番下の段はタイヤチェーンやジャンプスタート用ケーブル、ホイールナット用のレンチ、輪止めなどを入れておくことにした。

これらは必ず車外で使う物だから、室内から取り出せるようになっている必要はない。
収納する物の内容を考えると、むしろ室内側は塞がっていた方が好都合なくらいだ。
そして重量も比較的ある物なので、棚もより安定する。
全てバッチリだ。
化粧直し
所々写真が化粧直し前だったり後だったりと前後しているが、このカラーボックスは物置の中でかなり使い古していたもので、開いていたビス穴をパテで埋めるなど少々補修したり補強もし、木目プリントもいかにも安っぽいので、最終的には在庫していたクリーム色のペンキを塗って化粧直しを施した。

ペンキは一回塗っただけでは乗りも悪く色むらもあるので、最低二回は塗る必要があるが、二度塗ればまあなんとかなる。
ペンキは一度で厚塗りするのではなく、少し時間はかかっても一旦乾いてから重ね塗りするだけで全然見栄えが違ってくる。

気のせいか少しカラーボックスっぽくなくなった感じもある。
上二段は、室内からも車外からもサッと出して使いたい物、主に調理しなくても食べられるスナック類やコーヒーセットなどと、商品(仕事で使うとき)など常時積んでおくのではなく一時的に積んでおきたい物を収納する棚と して活用している。

外側から見た様子が上の写真、内側から見た様子が下の写真。

ご覧の通り、上二段はどちら側からもアクセスできる。
車両の後側になる棚の側面にはフックを付け、探さずに取り出したい箒とアオリを固定する際に使うワイヤーなどを掛けておく場所にした。
カラーボックスに付けた足の上がフォールディングバイク(電動アシストのミニベロ)の定位置になった。
コンパネの上に収まっているのでウレタンマットを傷めることもないし、居住スペースにも侵略していない。
これも思惑通りだ。

一番下の段の内側は板で塞がっているが、外側から見るとご覧の通り。
外で使う工具などが入っている場所といった感じがして良いと思っている。