「一言芳恩」の類義語

「一言芳恩」という言葉はどんな意味?その成り立ちや類義語は?
(画像=『FUNDO』より 引用)

最後に「一言芳恩」の類義語についても見ておきましょう。
「一言芳恩」の類義語には「一宿一飯」や「一飯千金」「報恩謝徳」などがあります。

一宿一飯

「一宿一飯」とは泊まるところや食べるものなどのお世話になることを言います。

これらは「一宿一飯の恩義」のようにちょっとしたことでも恩を忘れてはならないという教え・戒めの意味が込められています。

例えば、旅先では見知らぬ人のお世話になることもあるでしょう。
その際、親切にしてもらったことに対して「一宿一飯の恩義を忘れない」というように使用されます。

ただ、これらはもともと博徒と呼ばれる博打打ちの間で使用されていた言葉だったそうです。
昔は博徒の間で旅の途中で助けてもらうことを生涯の恩義とするような風習があったのだとか。

そこから庶民の間でも広まったのが「一宿一飯」と言えます。
それら仁義を貫くという点が「一言芳恩」と重なります。

一飯千金

「一飯千金」とは僅かな恵みに対しても厚い恩返しをすることを言います。

これは一膳の食事が千金に値するところから来ています。
実際に僅かな食事であっても、それを恵んでくれるというのはありがたいものです。

なお、この言葉は「史記-淮陰侯伝」に見える話から来ています。

その昔、古代中国の時代に韓信という貧しい人物がいました。
ある日、彼は川で布をさらしていた老婆から数十日分の食事を恵まれたそうです。

それは彼にとって命を救われたも同義でした。
その後、韓信は楚王と呼ばれるまでに出世し、かつての恩人である老婆に千金を与えて感謝したと言われています。

その故事から来ているのが「一飯千金」とされています。
その逸話も含めて「一言芳恩」に通ずるものがあるのではないでしょうか。

報恩謝徳

「報恩謝徳」とは自分が受けた恩に報いることを言います。
要は相手に対してきちんと恩返しすることの例えです。

この四字熟語は単に恩義に感謝するというよりもそれに報いるという意味が強いです。

その点で「一言芳恩」にも似ている部分があると言えるでしょう。

まとめ

「一言芳恩」は一言かけてくれた声に感謝することを言います。
これは些細な言葉でも一言かけてくれるだけで恩義に値することを意味する四字熟語です。

実際に誰かに声をかけてもらえるというのはありがたいものです。
これは現代にも言えることなので、ぜひ心に留めておきましょう。

提供元・FUNDO

【関連記事】
【恐怖動画】車から雪を取り除いていたら・・・数秒後に信じられない悲劇が発生!
これだ!子供の時から食べたかったのは!お店で見つけた“とあるものの皮”が話題に!
【だまし絵みたいな画像】あなたはこの画像の動物の正体がわかりますか?
【奇跡的動画】シロフクロウを撮ろうと待ち構えていたら、想像以上に凄い動画が撮れた!
これは激オコですわぁ・・・帰宅すると、二階の窓から注がれていた恐怖の視線が話題に!