一言声をかけてもらったことに感謝することを「一言芳恩(いちごんほうおん)」と表現します。
これはちょっとしたことでも声をかけてくれたことに恩義を感じる際に使用されます。
しかし、この言葉はどのようにして生まれたのでしょうか?
今回はそれら「一言芳恩」という四字熟語について解説します。
特にここではその意味と合わせて成り立ちや類義語についても説明します。
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目次
「一言芳恩」とは

(画像=『FUNDO』より 引用)
まずは「一言芳恩」がどのような言葉なのかを見ていきましょう。
「一言芳恩」の意味
「一言芳恩」とは一言声をかけてもらったことに対して感謝することを言います。
実際に些細な言葉でも声をかけてもらえることはありがたいです。
中にはそれによって救われるということもあるかもしれません。
転じて「一言芳恩」はそれら声をかけてくれた人を主人として仰ぐことも意味します。
「一言」「芳恩」の読み方は?
「一言」は普通に読むと「ひとこと」と読むのが普通です。
しかし、これら「一言芳恩」の「一言」は「いちごん」と読みます。
そこは「いちげん」でもないので注意が必要と言えるでしょう。
ちなみに「芳恩」は「ほうおん」とそのまま読むことができるので、読み方については併せて覚えておきましょう。
「一言芳恩」の成り立ち

(画像=『FUNDO』より 引用)
では「一言芳恩」はどこから来た言葉なのでしょうか?
ここではそれら「一言芳恩」の成り立ちをまとめます。
「一言」があらわすもの
「一言」は些細な言葉を意味する言葉です。
ただ、これは一文に限定するものではありません。
あくまでもここではちょっとした言葉という意味を持ちます。
そこは解釈に誤解がないよう注意したいところです。
「芳恩」が指すもの
「芳恩」は他人から受けた恩に感謝することを意味します。
単に感謝するというよりは敬意を払うという感覚に近いです。
事実、相手に従い仕えるような意味も含まれています。