個人が腕時計を売った場合はどうなるのか
資産を売却して買ったときより高く売れると、税金がかかります。しかし、「生活用動産」であれば課税されません。生活用動産とは、生活に通常必要なもの、例えば、家にある冷蔵庫や車、普段着ている服、家族が遊んだゲームなどです。これらを売って、利益が出ることは稀だと考えられますが、利益が出ても税金を納めたり確定申告をしたりする必要はありません。
ただし、貴金属や宝石、書画、骨董などで、価格が30万円を超えるものは除かれます。
一般に、30万円を下回るものを「高級時計」とは言いませんが、30万円を超えるものであっても、上記に該当しなければ生活用動産となります。
「高級時計は特別な場合を除いて、生活用動産で良い」と、はっきりと述べている税理士さんもいます。
ただし、高級時計のなかには、金を多く使ったものや小さいダイヤモンドを散りばめたものもあるので、注意が必要です。売却する際は税務署や税理士さんに相談しましょう。