クリスマスローズは美しい花を咲かせる植物です。
これらはクリスマス時期に咲く花として知られています。
しかし、ローズとは呼ばれるもののバラとは別物です。

今回はそんな不思議なクリスマスローズについて解説します。
ここではクリスマスローズがどのような花なのかはもちろん、花言葉なども説明するのでぜひ参考にしてみてください。

目次
クリスマスローズとは?
 ・クリスマスローズはバラではない!
 ・特徴
 ・原産
 ・開花時期
 ・クリスマスローズという名前
クリスマスローズの名前の由来
 ・正式な名前「ヘレボルス・ニゲル」の意味が恐ろしい!?
 ・別名は「冬の女王」

クリスマスローズとは?

クリスマスの時期に咲く「クリスマスローズ」の花言葉は?実はバラの仲間でもないし、物騒な名前まで持っていた?!
(画像=『FUNDO』より引用)

まずはクリスマスローズがどのような植物なのか見てみましょう。

クリスマスローズはバラではない!

クリスマスローズはその名前から「ローズ=バラ」と思われがちです。

しかし、クリスマスローズはバラの一種ではありません。
むしろクレマチスやラナンキュラス、アネモネなどに近い植物とされています。

つまりはまったくバラとは無関係の花なのです。

特徴

クリスマスローズはキンポウゲ科ヘレボルス属に分類されます。
中でも株分けで大量に増やすことができないため、園芸品種が存在しないという特徴を持っています。

つまりクリスマスローズは同じ花が咲かない花なのです。
それがクリスマスローズ最大の特徴であり、魅力でもあります。

原産

クリスマスローズはヨーロッパや地中海沿岸が原産とされます。
現地の国々では自生する姿なども見られるそうです。
また、庭先などで見かけることもあります。

その他、西アジアなどでも見られる植物となっています。

開花時期

クリスマスローズの開花時期は10月~4月頃です。
中でも俯き加減で咲く早春かつ特殊な花となります。

花持ち期間は1週間前後で、意外と長持ちです。
その花姿はシックかつエレガントで、花色も多いです。

そのことから海外では長らく愛されている花でもあります。

クリスマスローズという名前

クリスマスの時期に咲く「クリスマスローズ」の花言葉は?実はバラの仲間でもないし、物騒な名前まで持っていた?!
(画像=『FUNDO』より引用)

ではクリスマスローズという名前はどこから来たのでしょうか?
ここではクリスマスローズの成り立ちについてまとめます。

クリスマスローズの名前の由来

クリスマスローズは「クリスマス+ローズ」の造語です。
実際にはクリスマスもローズもさして関係ありません。

これらクリスマスローズは単にクリスマスの時期に咲くバラによく似た植物だったことからそう呼ばれているだけです。

ただ、欧米ではヘレボルスが一般的な名前とされます。
そこは日本での名称とは異なるので注意したいです。

正式な名前「ヘレボルス・ニゲル」の意味が恐ろしい!?

クリスマスローズの学名は「Helleborus」とされます。

これはギリシャ語で殺すを意味する「Helenin」と食べ物を意味する「bora」が合わさった造語とされています。
実際に、かつてはクリスマスローズの根の樹液に含まれる毒をとって狩りをしていたそうです。

そこからこのような物騒な学名が生まれたとされているのだとか。

別名は「冬の女王」

クリスマスローズの別名は「冬の女王」とされています。
事実、寒さに負けず咲き誇る姿は王女の貫禄があると言えます。
まさにその花姿は「冬の女王」に相応しい……いや「冬の女王」そのものと言えるでしょう。