明治安田生命J1リーグからJ3リーグまでの2023シーズンが終了し、オフシーズンを迎えた各クラブ。早くも来2024シーズンに向けた動きが活発になっている。
ここでは、2024シーズンに再びJクラブを率いる可能性がありそうな日本人監督5人を紹介しよう。
手倉森誠監督
Jリーグでの監督経験
- ベガルタ仙台(2008-2013、2021)
- V・ファーレン長崎(2019-2020)
2016年リオデジャネイロ五輪の日本代表監督も務めた、日本屈指の経験豊富な指導者、手倉森誠監督がフリーになっている。Jクラブではベガルタ仙台やV・ファーレン長崎の監督を務め、2018年FIFAワールドカップロシア大会の日本代表コーチなども歴任した。
2022年からはタイに活躍の場を移し、パトゥム・ユナイテッドやチョンブリーを指揮。パトゥム・ユナイテッドでは、タイのクラブ初となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト8にチームを導いていた。ところが今2023/24シーズンはスタートダッシュに失敗し、12月7日、チョンブリーは監督交代を発表。フリーになったばかりであり、実績十分な監督を探すJクラブに適任といえる。
間瀬秀一監督
Jリーグでの監督経験
- ブラウブリッツ秋田(2015-2016、2018-2019)
- 愛媛FC(2017-2018)
ジェフユナイテッド市原・千葉時代にイビチャ・オシム監督(2003-2006)の通訳を務めたことで知られる間瀬秀一氏。2015年にS級ライセンスを取得すると、翌日にブラウブリッツ秋田の監督に就任。その後は愛媛FC、再び秋田の監督を歴任した。
2021年にはモンゴル代表、U-23モンゴル代表の監督に就任したが、眼の病気によって退任。無事に回復し、2023年1月からは東海社会人リーグ1部に所属するwyvern(ワイヴァン)を率いて、JFL昇格こそ逃したものの無敗優勝を達成した。その後、12月4日に退任が発表されている。
コミュニケーションを重視する間瀬監督は、自身がアメリカ、メキシコ、クロアチアなど多くの国でのプレー経験や通訳業の豊富な経験があるため、外国籍選手と直接話せることも強み。J2やJ3のクラブからオファーが届く可能性は十分あるだろう。