ワースト3:サガン鳥栖
11月・12月の成績:1分2敗・勝ち点1・得失点差-3・総得点3
11月は降格の決まった横浜FCに敗れ(1-3)、最終17位の柏レイソルとは引き分け(2-2)、14位で残留を決めたサガン鳥栖のラスト3試合は、あまり芳しくないものだった。しかしリーグ随一の運動量と、ボール保持にこだわるスタイルはJ1で異色のもので興味深い。強い信念を持つ川井健太監督のもと来季はより上を目指すことになるが、結果を伴わせることはできるだろうか。
ワースト2:セレッソ大阪
11月・12月の成績:3敗・勝ち点0・得失点差-4・総得点0
2023シーズン半ばまでは上位争いに加わっていたセレッソ大阪(最終順位9位)だが、終盤に失速した印象は否めない。ラスト3試合は無得点での3敗と、とにかくゴールが遠かった。さまざまな選手を試したが、終盤8試合で1得点と攻撃陣のテコ入れは必須。来季も続投となる小菊昭雄監督のもと、FWレオ・セアラ以外の得点源創出が求められる。
ワースト1:ガンバ大阪
11月・12月の成績:3敗・勝ち点0・得失点差-5・総得点1
最終16位で残留を決めたガンバ大阪だが、最後の3試合で敗れただけでなく第28節から7連敗で2023シーズン終了。夏場の貯金がなければ危うく、、という締めくくりとなってしまった。ダニエル・ポヤトス監督の来季続投が決まっているが、終盤戦は自分たちの形を見失っていた印象だ。不安定な戦いを脱するには、世代交代と戦術にフィットする選手の獲得を同時に進める必要があるだろう。