9月には、ブロンクスにある託児所で、4人の子供が薬物をあやまって摂取し、1歳児が死亡する事件も発生している。子供たちが寝ていたマットの近くからは、1キロのフェンタニルが発見された。

市保健局は同月、市に蔓延する薬物危機に対処するため、市民にナルカンを携帯するよう呼びかけた

なお同局の広報担当者は議会で、ナルカンは、エピペン(アナフィラキシーの応急手当てとして利用する注射)やAEDのように、あくまでも「予防策として」また「緊急の場合」のために配置すると語っている。