どんなユーザーにオススメ?
ここからは、ビーコム4機種がそれぞれどんなユーザーに合った製品なのかについて解説します。
SB6XR

・4人以上でツーリングをすることが多い人

ツーリングメンバーがSB6XR、ONE、SB6Xなら、「B+LINK」で最大6台の同時接続が可能です。
もしそれ以外のB+COM製品や他社インカムでも「ユニバーサル通話」ができますし、あなたが橋渡しをすることで3台のインカムを同時接続することも可能。
なお、ONEにも上記の2機能が備わっています!

・グループツーリングで先頭を走ることが多い人
先頭を走るライダーは後続車を正しく導く必要があります。
そんな先頭ライダーがインカム通話に気を取られてナビの指示を見逃してしまう…なんてことがあれば大変!
聴きトークがあれば通話中も音声が聞けるのでそんな心配は無用です。
・ナビの地図を見ることが苦手な人

ハイ、これはボクのことですね。
ナビの地図を見て確認しているにもかかわらず、1本早く曲がってしまったり、高速インターの分岐でテンパったり…。
こういう経験を持つ者としては、聴きトークによるナビの音声ガイドは必須です。
あと、なるべくナビ画面を見ずに運転に集中したい人にもオススメですね。
・インカム通話中にBGMが欲しい人

いくらインカムがつながっていても、常に会話をするわけじゃない。
お気に入りの音楽を流しておきたい。
つまり俺たちはルートの共有さえできればいいんだ!…という人ですね。
会話が途切れた瞬間の微妙な空気がニガテな人にもオススメです。
B+COM ONE

・4人以上でツーリングをすることが多い人
これはSB6XRと同じですね。ONEにも同じくB+LINKとユニバーサル通話の機能が備わっています。
聴きトークは不要! その分安くインカムを買いたい人

インカム通話中にナビ音声、音楽を聞く必要がない人ですね。
SB6XRとONEの違いは、細かい仕様(バッテリー容量やデザイン)を除けば、聴きトークの有無だけしかありません。
聴きトークを省いた分、価格が約1万円安く抑えられます。
B+COM TALK

・3人以下でツーリングをすることが多い人
TALK同士なら最大3台以上の接続が可能。
さらにユニバーサル通話もできます。
ただし、SB6XRやONEと違ってユニバーサル通話に一部制限があり(相手がSB6XR、ONE、SB6Xの場合のみ推奨)、B+LINK機能がありません。
B+COM SOUND SYSTEMにも非対応ですので、オプションのスピーカーに変更することができません。

が、その分お値段はONEと比べると1万5,000円以上も安くなります。
上記の点がONEとTALKの大きな違いですね。
・インカム通話ができる最安モデルが欲しい人

ビーコムシリーズでインカム通話機能を持つモデルは、このTALKがもっともリーズナブルです。
「いや、もっと安い他社インカムあるじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、それはタンデム用だったり、聞き慣れないノーブランド品だったりしませんか?
インカム通話の機能とメーカーのアフターサービス(後述)が充実して、さらに日本語ガイダンスもついて2万円以下というインカムはかなりの高コスパだといえるでしょう。
・タンデマーにプレゼントしたい人

TALKの機能はライダー同士での通話を想定したものですが、もちろんタンデマーとの通話にも使えます。
逆に、他社製だとは通信距離の短さなどから「このインカムはタンデム用ですよ」とうたっているインカムもありますが、TALKはライダー、タンデマーどちらにも使える万能選手です!
たとえば、まずはタンデムからバイクデビューして、いずれはライダーになりたい。
そんな人へのプレゼントに、このTALKはピッタリだと思います!
B+COM PLAY

・ソロツーリングで使えれば十分という人
PLAYにはインカム同士のペアリング&通話機能はなく、スマホなどのデバイスに対してのみペアリングが可能です。
TALKとPLAYで大きく異なる点は、ペアリングの対象が違うところですね。
そこだけ聞くとイマイチに思えますが、一人で走っているときってスマホとペアリングできていれば十分なことがほとんどじゃないですか?
音楽やナビ音声はバッチリ聞こえますし、スマホに搭載された純正の通話アプリなら会話をすることもできるんです(ただしLINEなどの無料通話アプリの動作保証はされていません)。
・小型&軽量で個性的なインカムが欲しい人


ビーコムシリーズはどれも軽量ですが、PLAYはその中でも22グラムとかなり軽く(SB6XRの53グラムの半分以下!)、本体が小さいためどんなタイプのヘルメットに装着しても違和感がありません。
さらにカラーバリエーションが豊富で、5色から選ぶことができます。
