スマホを使っていると、画面のタッチパネルが反応しないというトラブルに遭遇することがあります。画面が勝手に動いたり、タップしても反応しなかったりすると、非常にストレスが溜まりますよね。

しかし、タッチパネルが反応しないからと強引に画面を押す行為はNG。この記事ではスマホ画面のタッチパネルが反応しないときの原因と対処法、そして画面性能や反応をチェックする方法について解説します。

スマホ画面のタッチパネルの仕組みとは

スマホ画面のタッチパネルには、主に静電容量方式と抵抗膜方式の2種類があります。

スマホ画面のタッチパネルが反応しないときの原因・対処法と画面性能・反応のチェック方法
(画像=スマホで採用されているのは主に静電容量方式です、『オトナライフ』より引用)

静電容量方式は画面に電極を配置し、指の接触によって電気容量が変化することで、タッチ位置を検出する方式。一方、抵抗膜方式は指の圧力によって膜同士が接触することで、タッチ位置を検出する方式です。

そのため、スマホが反応しないからといって強く押すのは無意味となります。

スマホ画面のタッチパネルが反応しない理由は?

スマホ画面のタッチパネルが反応しない理由は主に以下の通りです。

・実は想定外の箇所を触っている
・指が乾燥している
・スマホ画面が汚れている
・画面の保護シートで反応しない
・手袋を着けている

「実は想定外の箇所を触っている」ケースが多い

実は親指の付け根や別の指が先に画面内の別の箇所に触れているため、タップしようと思っている箇所がタップできないというケースはよくあります。

スマホ画面のタッチパネルが反応しないときの原因・対処法と画面性能・反応のチェック方法
(画像=これはタッチの感度が高いスマホでよく起こるトラブル。画面の別の箇所を触っていないか確かめましょう、『オトナライフ』より引用)

また、静電気により、本当は触っていないにも関わらず、別の箇所がタッチされているかのように検知されてしまう場合もあります。スマホの画面を一度オフにしてからオンに戻すことで解決することがあります。

指の乾燥

指の乾燥も、スマホ画面のタッチパネルが反応しない原因のひとつ。静電容量方式のタッチパネルは、指の水分量によって電気容量が変化することで、タッチ位置を検出します。しかし、指が乾燥していると、水分量が少なくなり、電気容量の変化が小さくなってしまいます。

このような場合は、指に保湿クリームを塗ったり、軽く湿らせたりしましょう。

スマホ画面の汚れ

スマホ画面には、指紋やほこり、油分などが付着していることがあります。こうした汚れは、タッチパネルの感度を低下させたり、誤動作を引き起こすことがあります。

スマホ画面のタッチパネルが反応しないときの原因・対処法と画面性能・反応のチェック方法
(画像=このような場合は、スマホ画面を専用のクリーナーで拭いて綺麗にしましょう、『オトナライフ』より引用)

画面の保護シート

画面の保護シートは本来タッチ機能には干渉しません。しかし、貼るときにほこりや気泡が入ってしまったり、長年使っていたりして劣化すると、タッチパネルの誤動作を引き起こすことがあります。誤作動が多くなった場合、保護シートを新しく貼り直しましょう。

手袋を着けて操作している?

手袋は基本的に電気を通さないため、手袋を着けたままスマホの操作はできません。しかし、最近では着用したままスマホを操作できる手袋も一般的に。さらに一部スマホには「手袋モード」という機能もあります。