パソコンのメモリを増設・交換する方法は?

正しい規格のメモリさえ入手できれば、メモリの増設作業はさほど難しくはありません。

まず、デスクトップパソコンの場合はマザーボード上にスロットが2〜4つほどあるはずです。空いているスロットのフックを上げ、切り欠きの位置(メモリの向き)を合わせて上から押し込んでみましょう。これは結構固いときもありますが、正しく装着できると両側のフックがカチッと動いて固定されます。

パソコンのメモリ増設「4GB→8GB」どのぐらいの効果があるの? 実際に検証してみた!
(画像=こちらはデスクトップの場合。両側のフックを開いたら切り欠きの位置を合わせて真上から垂直に両手でグッと押し込む。奥までささると両側のフックがカチッと戻ってメモリを固定するはずだ(筆者撮影)、『オトナライフ』より引用)

次に、ノートパソコンの場合は、背面にメモリ増設用のカバーが付いているタイプや、背面カバーをガバッと外してマザーボード全体を露出させるタイプがあります。

ノートパソコンのスロットにも切り欠きがあるので、位置を合わせて端子部分を奥に差し込んだら、メモリを下におろすと両側のフックがカチッとハマって固定されます。

パソコンのメモリ増設「4GB→8GB」どのぐらいの効果があるの? 実際に検証してみた!
(画像=こちらはノートパソコンの場合。まず切り欠きを合わせて斜めに奥まで差し込んだら、そのままの状態でメモリを下におろすと、両側のフックがカチッとハマってメモリが固定される(筆者撮影)、『オトナライフ』より引用)

もちろん、いずれの場合もパソコンの電源は落として作業します。また、冬場は静電気に気を付けて作業しないとメモリが壊れてしまう場合もあるので要注意です。

規格が合っていてもパソコンが起動しないことも……

メモリの増設で注意したいのはメモリの空きスロットがない場合です。もし、現状のメモリ容量が4GBでひとつのスロットが埋まっている場合は、もったいないですが、既存の4GBメモリは外して、8GBや16GBのメモリと交換することになります。

また、メモリには相性があります。デジタルなのに“相性!?”と不思議に思う人も多いでしょうが、実際に規格は合っているのに相性が悪くてパソコンが起動しなかったり、起動しても突然パソコンが落ちてしまう場合もあります。もし、スロットが複数あるときはメモリを違うスロットにさしてみてください。これで解決する場合もあります。

初心者は極端に安いノンブランド品は避け、「Transcend(トランセンド)」「Crucial(クルーシャル)」「Corsair(コルセア)」「CFD(シーエフディー)」といったブランド品を選ぶようにしましょう。また、多少の保証料を取られることもありますが、相性保証があるショップで購入したほうが、万一のときに安心です。

パソコンのメモリ増設「4GB→8GB」どのぐらいの効果があるの? 実際に検証してみた!
(画像=こちらはAmazonで販売されている「CFD販売」のメモリ。永久保証と相性保証が付いているので、万一相性が悪くても返品可能だ(筆者撮影)、『オトナライフ』より引用)