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トヨタのやりすぎスターレット
パワーアップでさらにジャジャ馬に!4代目スターレットGT
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トヨタのやりすぎスターレット

(画像=3代目トヨタ スターレット、『MOBY』より引用)
トヨタ ヤリスの前身であるヴィッツの登場以前は、スターレットと呼ばれていた車がトヨタのベーシックコンパクトカーを座を担っていました。そのトヨタ スターレットには高出力ターボモデル「スタタボ」が存在します。
初のターボモデルは1984年に登場した3代目スターレットからです。スタタボは「韋駄天ターボ」「辛口ターボ」などのあからさまなキャッチコピーで登場。その有り余るパワーによって真っすぐ走らないような危険な車が、トヨタからあたり前のように販売されていた過去があります。
パワーアップでさらにジャジャ馬に!4代目スターレットGT

(画像=トヨタ スターレット GT ターボ(EP82)、『MOBY』より引用)
1989年に登場したEP82型スターレットにもターボモデル「スターレットGT」が設定されました。ベースエンジンは先代EP71型からの流用ではあるものの、ヘッドはDOHC化され、1,331ccに排気量を拡大して小型ターボチャージャーを搭載。
最高出力は、先代EP71スターレットの110psを超える135psを6,400rpmで発揮。最大トルクは16.0kgf・m/4,800rpmです。
車重は830kg(後期は860kg)しかないため、スターレットGTのトルクウェイトレシオは51.8kg/kgf・mとなり、2.0L自然吸気のエンジンを搭載したスポーツカーとも渡り合えるだけの加速性能を誇ります。

(画像=トヨタ スターレット GT ターボ(EP82)、『MOBY』より引用)
現在ではコンパクトカーに135ps程度の出力は珍しくないものの、当時はこれだけパワーがあるエンジンを前輪駆動の小型車に載せるのには無理がありました。その結果、パワーが引き上げられた4代目スターレットも、結局じゃじゃ馬な車となってしまいました。