目次
3. 長浜城の築城時に身を捧げた「おかねさん」の「おかね堀」跡地
4. 長浜城跡周辺の見どころ!竹生島・竹生島神社・宝厳寺

3. 長浜城の築城時に身を捧げた「おかねさん」の「おかね堀」跡地

長浜城跡といえば、お城のために自らの身を捧げたある女性、「おかねさん」の伝説が有名です。昔、お城を築城する際には「人柱(ひとばしら)」と呼ばれる風習がありました。人身供養の一種で、何か大きな建造物を立てる際に、災害や敵の襲来で崩壊しないよう、神様に祈願するのが目的でした。この長浜城の築城の際にも、長浜一の美女と言われていた「おかねさん」が選ばれ、自らの命を捧げました。かつて北側にあったお堀の辺りと言われ、「おかね堀」と呼ばれていたそうです。

滋賀県の長浜城跡とは? 太閤・豊臣秀吉が建てた初の城の魅力に迫る
(画像=『たびこふれ』より引用)

長浜城の石垣と思われる、約30個の巨石が30メートルに渡り発見された場所です。現在は埋め立てられてしまい、見ることはできません。

4. 長浜城跡周辺の見どころ!竹生島・竹生島神社・宝厳寺

滋賀県の長浜城跡とは? 太閤・豊臣秀吉が建てた初の城の魅力に迫る
(画像=『たびこふれ』より引用)

長浜城の周辺には、かつて活躍した戦国武将達ゆかりの神社仏閣や古戦場、城址などの観光スポットがたくさんありますが、中でもぜひ訪れてほしいのが「竹生島(ちくぶしま)」です。琵琶湖の北部に浮かぶ周囲2キロの小島で、古来より「神の宿る島」として多くの人々に信仰されてきました。島内には竹生島神社や宝厳寺(ほうごんじ)があり、パワースポットとしても知られています。

竹生島神社は江島神社、厳島神社と並んで「日本三大弁財天」とされています。弁財天の他にも「浅井姫命」が主祭神となり、年に一度、6月10日に「三社弁財天祭」が竹生島神社で行われています。神社の本殿は、今から約450年前に伏見桃山城の束力使殿を移転したもので、国宝に指定されているのだとか。

宝厳寺の創建は神亀元年(724年)。聖武天皇が天照大神より、「江州の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう」というお告げを受ける夢を見て、建立したのが始まりだと言われています。

竹生島の基本情報

  • 住所:滋賀県長浜市早崎町
  • 入島料:大人400円、小人300円
  • アクセス:
    JR「長浜駅」より徒歩約10分、長浜港から竹生島行き観光船で約30分
    JR「近江今津駅」より徒歩約5分、今津港から竹生島行き観光船で約25分
    JR「彦根駅」からバスで約20分、彦根港から竹生島行き観光船で約40分

竹生島神社の基本情報

  • 参拝時間:9:00〜16:00
  • 参拝料:無料

宝厳寺の基本情報

  • 宝物殿拝観料:大人300円、小人250円
  • ※入島には竹生島への乗船料(往復)が別途必要
  • 拝観・納経時間:9:30〜16:30(観光船就航時間に基づく)