25cmの良型カワハギゲット
続けて左舷ミヨシ2番の小石さん(木更津市)もキャッチ。25cmの良型に、ほほが緩んでいた。
船は潮流と南風に押されてトモ方向に流される。アタリが遠くなると船長は、すぐに筋を変えて流してくれるので、フレッシュなエリアで再スタートできる。
右舷トモに並んで座っていた小川さん夫婦(千葉市)。まず、ご主人が先行すると、直後に奥さんにも良型が登場。2人楽しそうに釣りをするシーンが微笑ましかった。
左舷トモの常連・平田さん(富津市)は、マイペースで船長との会話を楽しみながら釣果を重ねていく。
私の右隣の木下さん(練馬区)は、この日がカワハギ4回目とのこと。そこで、アタリの出やすい海底状況や誘い、食わせの間の長さなどを伝えると、見事本命をゲット。立て続けにアタリを出すシーンもあった。
潮の流れが効くと釣れ出す
この日の潮回りは中潮の最終日で、10時すぎに潮止まり。この時間になると、ゲストも含めまったくアタリが出なくなる。
船長は「もう少し、潮が流れてくれれば、活性も上がってくるんだけどね」と話す。潮変わりの、下げ潮時間帯に期待がかかる。
11時すぎ、トロッと潮が効き始めると、やはりアタリが鮮明になってきた。まず、左舷胴の間の武石さん(富津市)の竿が叩かれ本命確定。続けざまに右舷胴の間の竹内さん(江戸川区)もアタリをとらえる。
左舷ミヨシの中山さん(柏市)もこの流しで本命キャッチ。「もう、今日は釣れないかと思ってました」と、ようやく手にしたカワハギにホッと胸をなでおろしていた。
27cmのカワハギも釣れる
その後も魚が着くエリアとそうでない場所はハッキリしていて、気配濃厚なポイントでは、明確なアタリが出て大型も登場。私は、27cmを連釣するなど、盛り上がりを見せる時間もあった。
14時に終了のアナウンス。船中釣果は、15~27cm2~19尾。ゲストはカサゴやウマヅラ。
下船後、畑中船長に今後の展望を聞いてみると「きょうは、潮がなかなか効いてくれずアタリが遠かったので、難しい一日になってしまいましたね。ですが、魚の気配はどのポイントでも感じてもらえたと思うので、これからに期待です」
<週刊つりニュース関東版APC・田中義博/TSURINEWS編>
彦次郎丸