2024年より新NISA制度が始まる。新NISAは現行のNISA制度から改善したポイントが多く、投資をする上でこの制度を利用しないのは大きなデメリットとなるだろう。

この記事では、新NISAをやらないとどんなデメリットがあるのかについて解説する。

デメリット1:余分な税金を払わなければならなくなる

新NISAでは「つみたて投資枠」が年間120万円、「成長投資枠」が年間240万円、合わせて360万円分の投資枠を活用できる。通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかるが、NISAで運用した分に関しては非課税になるため、それだけ節税ができるのだ。

しかも、非課税保有限度額1,800万円以内(成長投資枠は1,200万円)であれば無期限で保有が可能だ。自分が売却したいタイミングまで保有できる。「投資をしよう」としているのに新NISAを活用しないのは大きなデメリットになるだろう。

デメリット2:投資しないことによる機会損失

銀行預金の利息がほとんどつかず、インフレにより物価も高騰している時代で、日本の給与平均は30年間横ばいだ。銀行預金として保有しておくだけでは、お金の価値が目減りしてしまう。

労働でお金を得るだけではなく、お金に働いてもらってお金を増やすことも考えるべきである。

特に長期・分散投資ができるつみたて投資枠を活用すると、複利の効果で資産を増やせる可能性がある。もちろん投資には元本割れのリスクもあるが、投資しないことによる機会損失も意識すべきといえる。