スーザン・サランドン

新パレスチナ派の集会での発言が物議を醸した女優スーザン・サランドン(77)が、謝罪を表明した。

サランドンは先月17日、マンハッタンのユニオンスクエアで開催された親パレスチナ派の集会で、ユダヤ人は「いまユダヤ人であることに恐怖を感じている人が大勢いる。この国でイスラム教徒がどのようなものかをかみしめているだろう。彼らは頻繁に暴力にさらされている」と発言した。

こうした発言に、ユダヤ教徒とイスラム教徒双方から非難の声が上がった。

国連のイスラエル使節団でスピーチライターを務めていたアビバ・クロンパス氏はXで、アメリカのユダヤ人は「嫌がらせや暴行を受けることなく生きていく価値はない」と言っているようなものだと非難。一方でパキスタン移民の活動家アスラ・ノマーニ氏もサランドンの発言に反発。米国移住後に大学教授の職を得た父親や、起業家の母親、市民権を取得した自分の例を示しつつ、われわれは米国で平等の権利を有しているとSNSで訴えていた。

さらにハリウッドのタレントエージェンシーUTAから契約を解除された。UTAの関係者はPage Sixに、スタッフの一部がサランドンの発言に、非常に傷つけられたと語っている。